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H△G × Mili
2.5次元の歌姫Chihoとコンポーザー&クリエイターから成るH△Gと、カナダの歌姫momocashewを擁する世界基準の音楽制作集団Miliによるスプリットアルバム第2弾がリリースされる。2013年にリリースされたスプリットアルバム第1弾「H△G × Mili」は、 発売と同時に完売。世界中から高い評価を得た。再発を望む声が後を絶たない中、再集結した彼らが更なる進化を遂げ第2弾を制作。しかも初回限定盤にはプレミア価格で取引されている第1弾再発盤もコンパイル。世界基準の音楽集団によるワールドワイドなスプリットアルバムに世界が驚愕する。今回2YOUでは各ユニットからChiho(H△G)、Yuta(H△G)、Yukihito(H△G & Mili)、Kasai(Mili)、Yoshida(Mili)を招集し、まだまだ謎の多いH△G × Miliに迫る。

Q.前作のリリースのタイミングではH△GもMiliも単独作のリリースが無い中、凄い反響でしたよね。

Yuta:はい。自分でもよく分からないまま何だか凄いことになったなって(笑)。

Yukihito:そもそも音源を出したいっていうより「H△GとMiliで一緒にやったら面白いね」っていうところだけで始めたんですよ。それがCDを出したら即完売。嬉しいけど驚きました。その時点でライブもやっていなかったので(笑)。


Q.ライブ活動を開始してからバンドに変化はありましたか?

Yuta:色々変わりましたね。

Yukihito:そもそもH△Gはライブをすることを前提としていなかったんですよ。所謂「バンド」とは違ってChihoちゃんの歌を中心にコンポーザーやエンジニアが集まったクリエイター集団の総称がH△Gだったので。だからライブが決まってから「どうやってライブする?」っていう話をして(笑)。順序が逆なんですよね(笑)。それからライブをするようになったんですけど、そうなると最初のコンセプトであった謎に包まれた面白さは段々薄くなっていって(笑)。ライブでは顔も出しているし。

Yuta:謎な感じはなくなったかもしれないですね。来年はライブを減らすのが目標です。(一同爆笑)


Q.あははは。でも反響を目の当たりにすることで実感も沸くのでは?

Yuta:応援してくれる人の声をダイレクトに受けることで温かさを感じられるのは大きいですね。単純にモチベーションも上がりますし。インターネットの拡がり方とは違って、ライブに来てくれた人と触れることで実感することは多かったです。

Chiho:私はずっと上手に歌うことが大事だと思っていたんですけど、ライブをするようになって「伝える」ということを意識するようになりました。聴いてくれる人がいて自分がいることを認識したんです。音源に忠実に歌うことより伝えたいという意識が芽生えたんです。

Yukihito:それでも再現力は凄いけどね(笑)。

Yuta:最も変わったのはShokoですね。彼女はそれまでマネージャーをしていたのでステージに立ったことがなくて。

Yukihito:彼女にはドラムのTakeshi君と一緒に同機をDJでやってもらっていて。試行錯誤しながら頑張っていますね。


Q. ShokoさんはライブのMCでもバンドに対する思いが溢れていますよね。

Yukihito:キッズなんですよね。リスナーに近いというか。

Yoshida:H△Gが大好きなんだと思いますよ。その感覚も含めてリスナーに近いんだと思う。僕は最初Miliのメンバーじゃなかったから外から見ていたんですけど、彼女は目立つ楽器を弾いている訳でもないしメインで歌っている訳でもないのに独特な存在感があって。メンバーとリスナーを繋げるパイプラインのような存在というか。

Yuta:結果的に人気が出て一番おいしいよね(笑)。


Q.どんどんバンドになってく感覚はありますか?

Yukihito:それはH△GもMiliもありますね。Miliに関しては最初の頃は僕とKasai君の2人でライブをしていたしヴォーカルも同機で流していましたから(笑)。

Kasai:斬新ですよね(笑)。Miliは僕がカナダのmomocashewの歌をたまたまYoutubeで見つけたところから始まって。最初は趣味程度で動画サイトに楽曲を投稿していたんですけど、多方面に売り込んでいく中でH△Gと出会ったんです。

Yukihito:H△GがMiliをライブに誘ったんですよ。

Kasai:でもMiliはメンバーがカナダにいるしライブに出れるのは僕しかいなくて。それでYukihtoさんを誘って。

Yukihto:そのままメンバーになりました(笑)。

Kasai:Miliの楽曲はインストに近い要素があるので意外とやれたんですよね。でもドラムの知識が欲しかったのでYoshidaさんも誘って。2人に曲を投げてドラムとベースを作ってもらうんですよ。曲をメールで送り合って。


Q.一般的なバンドのスタイルとは違うんですね。

Yoshida:違いますね。僕はそれまでスタンダードなライブバンドしかやってこなかったのでスタジオで顔を合わせて曲を作るのが当たり前だったんですよ。でもネットを駆使して音楽を作るのは効率は良いと思っていて。それに人の思いや感じ方もネットを伝わり音になってちゃんとグルーブになるんですよ。

Kasai:一般的なバンドの曲作りってスタジオで合わせると思うんですけど、その場でアレンジを詰めていくから細かい部分まで他のメンバーが何を演奏しているか分からないまま曲が完成していくことが多くて。でも僕らは裸のトラックを送り合うので、まず聴くことから始まるんですよね。僕が曲を作るときはリズムの指定もせずピアノだけで2人に渡すんですよ。「ピアノから感じ取って下さい」って。そこにまずドラムとベースを足してもらう。

Yukihito:この作業がえぐいんですよ(笑)。歌メロも乗ってない状態なので。これまで歌ものバンドをやってきたから何を基準に作ったらいいか分からないんですよね。

Kasai:歌ありきだと、その歌を活かすために制限が入るじゃないですか。それじゃつまらない。だから最後にウワモノとしてmomocashewに歌を乗せてもらうんです。

Yukihito:歌が乗ってまたびっくりするんですよ。「まだこんな隙間があったんだ!」って(笑)。


Q.ではKasai君の想像とはかけ離れた楽曲になることもあると。

Kasai:むしろそれを楽しんでいるんですよね。「裏切ってくれよ」って(笑)。そういう意味ではうちのメンバーは毎回裏切ってくいれるのでやっていて楽しいですね。でもそれってバンドの心理だと思います。色んな人が集まって混ざり合わなければバンドでやる意味がないと思う。色んな人間の自由な表現が入ってくることで想像より遥かに大きなものが生まれるんです。


Q.今回「H△G × Mili」をまたやろうと思ったのは?

Kasai:第1弾を買えなかった人から再販を希望する声が沢山上がっていて。それで第1弾を再販して更に第2弾も作ることにしたんです。ファンの声に応えたかったんですよね。

Yukihito:望まれて作ることが出来るなんて幸せですよね。

Kasai:メンバーとしてもお互いのカバーをするのが楽しかったのでまたやれて嬉しいですね。そこが一番のバトルなので(笑)。

Yukihito:水面下で火花散ってますからね。


Q.それぞれどんな楽曲になりましたか?

Yuta:H△Gは実演メンバーの他にコンポーザーもいるので M-1「冬の唄」のような電子っぽいイメージで書いた曲に「冬の唄」っていうタイトルや歌詞が乗るのを予想していなくて。それが自分でも面白いですね。MiliのカヴァーのM-4「Chocological」もChihoのたどたどしい英語が可愛くハマっていて、たぶん外国人からは萌えるかと(笑)。

Kasai:バンドのくせにハウスだしね(笑)。

Yuta:M-2「秋風ノスタルジック」は情景が浮かぶようなミディアムナンバーだし、タイプの違う4曲が出来たと思います。M-3「ソルフェージュ」にはChihoの歌への思いが込められているし。

Chiho:「ソルフェージュ」は自分の歌への思いを書きました。昔、歌の先生に「あなたは歌うために生まれてきた」って言われたことがあって。その日からずっと歌だけは続けてきたんです。歌っているだけで楽しくて。でも今は誰かに自分の歌を届けたい気持ちが芽生えていて。それを歌にしたくて作りました。

Yuta:どの曲もH△Gらしい曲になったと思います。


Q.対するMiliはどうでしょう。

Kasai:今までのMiliがファンタジーだとしたらそこにプラスアルファの要素を足すというか、クラシカルな楽曲に対して電子的なサウンドを組み込んでいるのが今作で。古典的なクラシカルを土台に近代的なサウンドを作りあげているんですよ。映画音楽や現在音楽に近いのかも。その中でもM-5「Cerebrite」は今までのMiliと新しいMiliが1曲も中に混ざっていて面白いかと。M-6「Space Colony」はもともと個人で作っていた曲をmomocashewの声で再構築して、宇宙感を強調しました。打ち込みを始めたばかりの人がやっているような敢えてシンプルな電子音を鳴らしています。M-7「Inhibition」はスプリットを完全に無視した7分のプログレなインストですね(笑)。カヴァーのM-8「Colorful」は他の3曲に比べたら地球寄りですね(笑)。これは中世の楽器を使って音を出しています。Miliのアルバムでは「Mag Mell」という星を想定していたんですけど、その星の隣の星にある南国をイメージしています。

Yukihito:イラストレーターもプロジェクトメンバーにいることから妄想を表現していくことから曲が生まれるんですよ。

Kasai:Miliという名前もグリム童話から来ていて。その童話をテーマにした音楽を作るのがコンセプトでもあるんです。


Q.なるほど。H△GもMiliも全く違うのに何故か不思議な共通点を感じます。

Kasai:スプリットが成り立つのが不思議ですよね(笑)。

Yukihito:アプローチの仕方が違っても発想や手段が似ているのかも。

Yoshida:どっちも女の子ヴォーカルで、2人とも天然なんですよ。難しいことをしようとしていないのに無意識に想像以上のことをやれるというか。

Yuta:意図的じゃないのに凄いことをやりますからね。

Yoshida:良い意味での素人感というか。


Q.桜木花道的な。

Yuta:それです!

Kasai:完全にそれですね(笑)。

Yukihito:音楽的知識でいえば確かなものではないんですよ。でも自然と凄いことをやる。まさに桜木花道(笑)。

Yoshida:僕らが積み重ねてきた経験をサッと乗りこえるからね(笑)。

Kasai:究極の意外性だと思う。その面白さが大事ですよね。


Q.メンバーが以前やっていたバンドのリスナーにも是非H△GとMiliを聴いて欲しいですね。新しい音楽の楽しみ方を知るきっかけになると思うので。

Yukihito:そうありたいですね。

Kasai:僕はそれが目的でMiliをやっている部分もあります。普段中々聴かない音楽に触れるきっかけに僕らがなったら嬉しいですね。


H△G:
Yukihito、Takeshi、Chiho、Shoko、Yuta & Wish CREW

Mili:
momocashew、Yamato Kasai、Yukihito Mitomo、Shoto Yoshida、Ame Yamaguchi、Ao Fujimori

【HPアドレス】
http://wish-japan.co.jp/hag-mili-2/

アルバムジャケット

H△G × Mili
Split Album
H△G × Mili vol.2

2015年 1月28日(水)発売

初回生産限定盤(Limited Edition) 【CD 2枚組】
2,000円(+税)
WWSP-1002
3面デジパック仕様

通常盤(Regular Edition)【CD】
1,500円(+税)
WWSP-1003
通常デジパック仕様

Live Schedule

「H△G × Mili vol.2」 release party
2015年 2月8日(日) 渋谷 CLUB QUATTRO

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