PICK UP INTERVIEW
前のページに戻る
my letter
2007年京都で結成されたmy letter。結成以来マイペースながら着実と活動を続けこれまでに3枚のデモ音源を発表。公式音源が待たれる中、満を持して世に放つセルフ・タイトルの1stフル・アルバムが& recordsからリリース。USインディロック、ポストロックの影響下にある楽曲、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに通じるアンニュイな空気感、体温を感じるような歌心と独特な言葉選びから成るヴォーカルが織り成す世界観。音楽の町、京都で生まれたアート・パンク・バンド、my letterのデビュー・アルバムにして最高傑作について、ヴォーカル&ギターのキヌガサ氏にインタビュー。

Q.my letterはどのように始まったのですか?

キヌガサ:2007年に同じ大学の軽音楽部で結成しました。もともとギターは別のメンバーでしたが、2年ほど前に脱退し、 その後現メンバーのまつもとが加入しました。


Q.楽曲からはヴェルヴェット・アンダーグラウンドに通じる良い意味での倦怠感、ポストパンクの持つローファイ感を面白く消化している印象を受けました。影響を受けているバンドを教えて下さい。

キヌガサ:メンバーの共通言語となるような音楽というのは特にないんですが、僕は所謂NYパンク、ソフトロック、サイケデリックロックが好きです。バンドとして影響を受けたバンドでいうなら、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、テレヴィジョン、ドアーズのほかにデスキャブフォーキューティやピンバックでしょうか。曲を作るときに意識していることは、「全員が良いフレーズを演奏する」ということです。なので曲作りも、最初にきっかけとなるリフやリズムを決め、それをもとにセッションを重ねて組み立てていきます。メンバーがそれぞれ良いと思うフレーズを弾き、それをお互いに聴き合って、全員のオッケーが出れば、それは良い曲だろう、と思っています。


Q.キヌガサ君の歌や言葉の使い方に個性や存在感を感じるのですが意識することは?

キヌガサ:良いメロディーを歌おうとすること、歌詞が強すぎないようにすること、です。メロディーに対しての言葉の響きというのは凄く大切だと思っていて、単語ひとつにしてもイントネーションや、音の上がり下がりがあるので、その辺を違和感なく歌詞に組み込んでいくことが大切かなあと思っています。例えばメロディーがどんどん下がっているところに、「メロンパン」って単語はのせられないと思うんですよ。わかりにくいかな。逆にそれが凄くかっこいいときもあるので難しいところなんですが。


Q.なるほど。その逆説にも繋がるかもしれませんが、アルバム全体を聴いてポップ感といびつ感が同居している印象を受けました。アルバムやバンドにおけるコンセプトはありますか?

キヌガサ:アルバムは色んな曲が入っているけどすっと最後まで聴けて、もう一回聴いたときに何か発見があるようなものにしたいと思って作りました。一聴して変なことやってるなーというよりは、ポップなんだけどここおもしろいねー、みたいな感じでしょうか。なので曲としてはいろいろチャレンジしているつもりです。でもそれでとっ散らかってはいけないので、バランスをとりつつ…。ただバンドとしては難しいことはしない(できる範囲のことをやる)というのは心掛けています。


Q.2012年にまつもと君が加入したことでバンドに変化はありましたか?

キヌガサ:まつもとはギターがうまくて人間的にやわらかいので、曲作りがしやすくなりました。ただそれは、彼が加入して間もなくて、引き出しがまだ沢山あったことも関係していると個人的には思っているので、今後バンドが器用貧乏になってしまわないよう、彼の素晴らしい部分をより引き出していけるようにしたいと思っています。アルバム製作以降の新しい曲も良い感じなので、良い刺激を受けられるメンバーに巡り会えたなと思っています。


Q.& recordsとの出会いは?

キヌガサ:7年くらい前かな?京都でのHer Space Holidayの来日公演がきっかけです。そのときに4 bonjour's partiesが素晴らしいライブをしていて、その流れで& recordsを知りました。今回、アルバムを一通り録音した後、最初に& recordsに聴いていただき、リリースに繋がりました。本当に嬉しく思っています。


Q.京都は独特な音楽が生まれ独自のシーンを築いている町だと思うのですが。

キヌガサ:あまり京都にそんなイメージがないんですよね、といってしまっては元も子もないんですが…。僕は京都で生まれ育ったので、あまり意識したことはないのですが、やっぱり東京のバンドはうまくて音も良くてかっこいいし、バンドが育ってきた部分でなにか空気が違うんやろうなってのは思います。京都はプレイヤーとして学生やバンドマンが現場に近いので、そういう音楽狂いみたいな人たちの影響でバンドが成長するというのはあるのかもしれません。うーん、難しいですね。たまに考えるんですが、まだ答えが出なくて。


Q.バンドの今後のビジョンがあれば聞かせて下さい。

キヌガサ:生活の中で最大限に音楽をするということです。バンドは結局、良い音楽を作って演奏する、ということに尽きると思うので、そこをしっかりやっていければ良いと思っていますが、CDが売れたら嬉しいというのも正直なところなので、メンバーの生活の負担になりすぎないように、最大限ライブや製作活動を続けられたら幸せです。あと個人的にですが、ひとりでも多くの方がmy letterの音楽に触れてくれて、そこからまた新しい音楽が生まれたらサイコーやなとはずっと思っているので、まずはひとりでも多くの人に聴いてもらいたい。よろしくお願いします。


my letter:
まつもと(Gt) おざわよこ(Ba、Key) キヌガサ(Gt、Vo) キャシー(Dr)

【HPアドレス】
http://myletterkyoto.tumblr.com/

アルバムジャケット

my letter
NEW ALBUM
my letter
XQMR-1002

NOW ON SALE

¥2,000(+税)

Live Schedule

1/17(土)@ 金沢vanvanV4
1/24(土)@京都グローリー
2/7(土)@徳島CROWBAR
2/21(土)@熊本NAVARO

前のページに戻る
2YOU MAGAZINE編集部
〒453-0837 愛知県名古屋市中村区二瀬町153 ニルヴァーナ101号室
Tel: 052-485-5993