JONNY 佐藤美生-三田村邦彦とわたし-
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-July 2011

漫画が好きだ。
身の回りのことに行き詰ったり煮詰ったりしたとき、
定期的に漫画喫茶に通いつめたりする。

映画や小説も好きだ。
擬似体験という観点からすると映画や小説も同類になるのかもしれないが、
映画は視覚・聴覚の2点から情報が入るため、擬似世界を傍観している感覚に近くて、人との距離の取り方が不器用なわたしにとって、見る前に最も集中力と心構えが必要になる。
小説は情景を頭の中で想像しなくてはならない分、妄想するのと感覚が近くて、読み終えた後の心労が大きい。
漫画は、そういう点では最も気楽だ。
気楽である分世界に入り込みやすく、影響も受けやすい。
だからよく読み終えた後に、自分が主人公になったかのような感覚になれたりする。
単純なんです。
読んで3日間くらいは、アッパーになれる。
現実で何か困難にぶつかっても、「立ち向かってやるぜ!!」って気分になれる。
単純で幼稚な発想かもしれないけど、その間、少なくとも視野は以前より違った角度からも持てるようになっている。と思う。
漫画は、癒しとかではなく、自分にとって、背中をドンッ!!と押してくれる存在なんです。

漫画家さんも、尊敬する。
確実に、漫画が大好きじゃなくてはできない仕事だと思う。
音楽家も絵描きも物描きも、一緒だ。
しなくていいような苦労ばっかりしている。人から「無駄」だと言われても、否定できないようなことに、夢中になって時間と労力を割いている。「誰かの役にたちたい」とか何か別に目的があるにせよ、大好きじゃなかったら絶対に続けられない。
好きなものを好きでい続けることって、当たり前のようで、実際は難しいことのように思う。困難や障害があれば尚更だ。

面白い漫画に出会うと、パチンッ!!と頭を叩かれたような気分になる。
登場人物の苦労や頑張りは、多かれ少なかれ、作者の実生活が反映されているはずだ。
漫画家さんにとってのケント紙は、わたしにとってのステージだ。
人生かけてんだろ!!死ぬ気でステージに這い上がれ!!!って、自分に何度も喝を入れる。

所詮、作り話。
空想の物語。
現実世界では、努力が報われなかったり、何の苦労もなく物事がうまく運ぶことなんてザラにある。
だから何だ。
何が起こるかわからないのは、現実世界も漫画の世界も同じだ。
まぁ、だから、何だ。
何だってわけじゃないけど、
漫画が好きなんだ。

今日も明日の糧となるよう、
ちくちくウニウニ読んで寝ます。

 おれは勝つ。
 世界中のチクチクしたものにおれは勝つんだ。

 

吉田戦車は、わたしの中でTHE PRESIDENTS OF THE UNITED STATES OF AMERICAと同じくらい、
神に近い。

 

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