hush

小出雄司(Vo、Gt) 近藤知広(Ba、Cho)岩月貴幸(Dr、Cho) 山崎晃浩(Gt、Cho)

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HUSH

 

名古屋、浜松在住のメンバーから成るHUSHが待望の流通音源「About A Fever EP」をリリースする。アメリカンポップス、オルタナティヴロック、ギターポップ、シューゲイザー、パワーポップ、ドゥーワップ、モータウン、渋谷系…といった幅広い音楽を吸収し独自のポップスに昇華したサウンドが海外でも評価され「Woo-Wah」が台湾のCM「いすずトラック」で使用されるなど国内外で話題の彼ら。ノスタルジックかつ新鮮なHUSHワールドを堪能して欲しい。

 

 

Q.現メンバーが揃ったのはいつ頃ですか?

小出:最初は3ピースでしたね。近藤くんが加入したのが2007年。メンバーの入れ変わりがあって今の4人が揃ったのは2009年ですね。

近藤:結構長いね(笑)。

 

Q.HUSHの楽曲からはザ・ビーチ・ボーイズやザ・モンキーズに通じるものを感じます。

近藤:ザ・ビーチボーイズに限らずですけど、60年代のバンドの名前は曲を作っているときにもよく出ますね。

小出:共通言語としてあるというか。「ザ・ビーチボーイズの○○っぽい感じ」でなんとなく伝わるんですよね。

 

Q.曲作りはどのように?

小出:僕がイントロから最後まで構成を作ってデモをパソコンでメンバーに送るんです。そこに各々がアレンジを加えメールでやりとりして最後にスタジオで辻褄を合せる感じですね。

 

Q.印象的なパパパ・コーラスも逆に新しいですよね。

近藤:今のバンドには中々いないですからね(笑)。

小出:アレンジ的には最新じゃないし、聴く人によってはダサいのかもしれないですけど、僕らからしたら「なんでみんなやらないんだろう」って思ってるくらい(笑)。

近藤:あんな素晴らしいものがあるのにね(笑)。

 

Q.M-1「About A Fever」の途中のサイケ感はザ・ビートルズの手法にも近いなって。

小出:そうですね。転調する部分で声を右左に振っているんですけど、なんとか4人のコーラスだけでサイケ感を出せたらなって。

 

Q.楽曲にしてもアレンジにしてもロックのド真ん中だと思うんです。でも何故か新しく聴こえるのが面白い。

小出:自分達のやってることは特別じゃないし、誰にでもやれることだと思うんです。

近藤:ロックの王道をやっていますからね。

小出:でもみんなやらないんですよね。だから新しく聴こえるんでしょうね。

 

Q.小出君のボーカルには良い意味でのいなたさもある。

小出:ああ(笑)。

近藤:不器用さが出ていますよね(笑)。

小出:誤解を恐れずに言えば、昔は歌詞で伝えたいことがあったけど今はそんなになくて。敢えて主張せずとも分かってることでしょ?っていう。あと最近歌詞を書くときは、誰が歌っても曲として違和感なく成立するように心がけてますね。

 

Q.あと若いリスナーにはHUSHから色んな音楽を辿る旅に出て欲しいなって思います。

近藤:やっぱり僕らもそういう音楽の聴き方をしてきたので。例えばフリッパーズギターを聴いて「この元ネタ、○○だ!」みたいな。そこに音楽の面白さを感じていたんですよね。だから同じような感覚をリスナーに与えられたら嬉しいです。

小出:だから僕らはパクリがばれるの怖くないですから(笑)。

 

Q.パクリというかサンプリングですよね。逆に気付いてほしかったり。

小出:そうそう。隠してないですからね。そうやってルーツを探る聴き方って今の子はしていないのかな。だったら独りよがりになってしまうかもしれないけど。まあ、感覚が違うのは痛いほど分かってるので(笑)。

 

Q.M-4「Dear Tracy」は「Dear Tracy Remix EP」として仲間のバンドによるリミックスを収録したEPとしても発表されていますが、あの打ち出し方も面白かったです。

小出:ありがとうございます。僕らは仕事もしながら名古屋と浜松でバンドをやっているので、月に1回しか集まれなくて、ライブも頻繁にできないんですよ。でも音楽の続け方って今の時代なら色々あると思うんです。何かしら発信さえし続けてれば、バンドは死ぬことはないと思うようになって。僕はそれ以外にやりたいことはありませんし。無視されようが誰も聴いてなかろうが、初心を忘れず続けることが大事だと。同年代が仕事や結婚で志半ばで音楽を辞めていくんですけど、そういうことじゃないなって。

 

Q.そういった活動の中で初の流通音源がリリースされる訳ですが。

小出:最初はアルバムを作ろうと思っていたんですけど、このタイミングで流通会社から話をもらって。そうしている内にM-2「Woo-Wah」が台湾のCMで使われることが決まって。「じゃあ先にシングルを出してみようか」っていう。今作を作ってみて60年代みたいにシングルばっかり出すバンドもありかなってちょっと思っています(笑)。

 

Q.台湾のCMはどのような経緯で決まったのですか?

小出:サウンドクラウドに音源をアップしていたら台湾の音効会社の方から「曲を登録しませんか?」って連絡が来て。半年かけて何度かメールのやりとりをしたんですけど、曲を登録して3ヶ月くらいしたら「GOOD NEWS」ってメールが来てもう既にCMが完成していました(笑)。

近藤:まさかの事後報告っていう(笑)。

小出:年齢を重ねるとともにバンドで成功したいという野望が薄れてきまして(笑)でも音楽を愛する気持ちは誰にも負けてないと思うので、その気持ちだけでどこまでいけるのか知りたいです。その中でCMのように他の人たちがやってないことをサラッとできたらいいなと。

 

Q.HUSHはキャラクターや戦略抜きで純粋に楽曲だけで勝負しているバンドだと思うんですよ。

小出:下手糞ですけどね(笑)。でも90年代にはニルヴァーナのようなテクニックよりとにかく大きな音を出すことがかっこいいバンドが出て来て、その後は変拍子や転調するようなテクニカルなバンドが流行ったじゃないですか。だからもうすぐまた僕らに優しい時代が来るのかなって期待しています(笑)。

近藤:最近の日本のバンドは上手すぎるんですよ(笑)。

小出:そうそう。自分達が下手なことを肯定したい訳じゃないんですよ。ただみんなが上手過ぎる(笑)。

 

Q.でもどんな時代が来てもHUSHは変わらないと思いますよ。時代が追いつくかもしれないし、置いていかれるかもしれない。でもそんなの関係ないとこでHUSHは音楽をやっていて欲しいです。

小出:はい。そうでありたいですね。どちらにしても変わろうと思っても変われないですけど(笑)。

 

 

バンド名:HUSH

タイトル:「About A Fever EP

 

2015年5月20日 発売

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1,000円(+税)

※[タワーレコード名古屋パルコ店、近鉄パッセ店、大高店、東浦店、モレラ岐阜店、鈴鹿店、静岡店、ららぽーと磐田店、Amazonの限定販売]

 

http://hushjp.jimdo.com/

 

 

 

2YOU MAGAZINE編集部

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