名古屋でもひと際異端な存在感を放つワーキングクラスヒーロー、サクラショック!が、結成8年目にして遂に1stアルバム「サクラショック!」をリリースする。結成当初は4人だったバンドは、メンバーの脱退を繰り返すことでその感覚を研磨し、バンドとしてはミニマムな2人編成で、とは言っても2人とは思えない轟音で絶賛活動中。今回発表されたアルバムはもちろんだが、彼らのライブも是非体感して欲しい。社会で生き、社会で働き、社会で音を鳴らす2人の生き様が、爆音の中でバチバチ火花を切っているはず。サクラショック!、初の2YOU MAGAZINE登場にして、酒井の哲学も垣間見れるようなインタビューをどうぞ。
Q.結成当初は4人だったんですよね?
酒井:結成は8年前なんですけど最初は4人でしたね。でも1人減り、また1人減り(笑)。
山田:2008年の暮れにこの2人になりました。
Q.メンバーが辞めたときに新しいメンバーを入れることは考えなかった?
酒井:探す気なかったですからね。4人が3人、3人が2人になる度に曲も全部捨ててきたし。
Q.メンバーが抜ける度にリセットするっていう。
酒井:そう。メンバーが減る度に、というか減ることで感覚を研磨してきたイメージ。最初はベースがない状況がどんなものか分からなかったけど、結果、俺が思うようにやれてるから不自由さは全くないですね。
Q.ベースがいないのが気にならないくらい爆音ですもんね。
酒井:そもそも3人の頃よりアンプの数は多いですからね(笑)。むしろ納得のいく音楽が今のほうが出来てる。横からチャチャも入らないからやり易いし(笑)。だから俺が好きな音楽を思いっきりやれてるんですよ。
Q.どういう音楽に影響を受けてきました?
酒井:基本的に何でも聴くんですけど、中学高校になると頭の中が暴力でいっぱいになりがちになりませんか?そんな時って、ハードコアやパンクがそのニーズを一手に引き受けてくれましたね。音楽性としても、かなり影響受けてますね。でも七瀬(山田)はあれだよね?
山田:私はケツメイシしか聴いてません。
Q.え?ケツメイシ?
酒井:ツアーの車内とか、俺達2人なんで、俺が寝てたらケツメイシしか流れないです(笑)。
山田:ドラムを始めたのは学校の部活がきっかけだったけど、普段聴いてるのはケツメイシです。大好きです。
Q.あぁ、でも歌詞には通じるものがあるのかもしれないですね。生活している人の歌詞じゃないですか。
酒井:うん。絶対的に人は社会の中で生きてるじゃないですか。全ての答えがそこにあって然るべきだと俺は思ってるんですよ。例えばネジの締め方とかって、音楽にはあんまり役に立たないでしょ。でもネジのしめかたの持つ意味を感じ取れないとよくないと思うんです。俺は仕事でようかん作ってるし、七瀬は設計士なんだけど、仕事で使う備品とかに対するノスタルジーって絶対あるでしょ。それって音楽になるんですよね。そこで感じる喜びや悩みって音楽に直結するから。
Q.だから人の数だけ音楽が出来る。
酒井:その通り。全部が面白いわけじゃないですけど、音楽って面白いんですよ。それにどんな職種の人でも共通する感情はあるはずなんですよね。だから美容師さんにも、ペットショップ店員にも分かるように歌ってます。俺としては。仕事で感じる苦悩を比べる必要なんてないし、生きていることで感じる証を人と比べる必要なんてないじゃないですか。だってみんな生きてるし。
山田:生活感と庶民感(笑)。
酒井:そうそう、だってスーパースターじゃないからね、俺は(笑)。
Q.こち亀の両さん的な。.
酒井:あ、両さんとは趣味が完全に一致しますね(笑)。プラモデル好きだし、ハイテクも好き。良い出汁の摂り方にも興味あったり。憧れますよね、両さん。でも「じゃあ両さんになりたいの?」って言われたら仮面ライダーとか超人みたいなのにも憧れる部分もあるんですよ。まあ、でもどうやっても土の匂いはしちゃいますけどね(笑)。
Q.(笑)。土臭い爆音ライブにも是非足を運んでもらいたいですね。サクラショック!のライブを見たらもしかしたら人生観変わるかもしれない。
サクラショック!:
山田七瀬(Dr) 酒井天正(Gt.Vo)
【HPアドレス】
http://sakurashock.jimdo.com/
サクラショック!
NEW ALBUM
『サクラショック!』
NHCR-1092 \2,000
NOW ON SALE
【桜仙人】
2012/3/ 8(木) 東京 下北沢 SHELTER