V.A locability2015
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TOMO(By the usual space)  中村 直矢(at Anytime) SATTA(UPANISAD)

Locability

 

三重県を拠点に活動するバンドが集結したコンピレーションCD「Locability2015」がタワーレコード鈴鹿店とライブハウスを中心に配布され話題となっている。TOMO(By the usual space/from Thursday)が発起人となり制作されたこのコンピレーションCDにはジャンルを超えた16バンドが参加。3月には2日間に渡り鈴鹿ANSWERにてレコ発も開催、大成功を収めている。今回、2YOUでは今回のコンピレーションをきっかけに三重のロックシーンについて中村 直矢(at Anytime/鈴鹿ANSWER)、SATTA(UPANISAD)、そしてTOMOの3人に話を訊いた。

 

 

Q.自己紹介をお願いします。

直矢:at Anytimeというバンドと鈴鹿ANSWERというライブハウスの店長をやっております直矢です。

SATTA:UPANISADのSATTAです。

TOMO:コンピ「Locability2015」を作ったTOMOです。from Thursdayというバンドでドラムも叩いています。

 

Q.この3人の出会いは?

直矢:僕とSATTAは当時18歳でしたね。まだ僕がRED MILKってバンドをやってる頃ですね(笑)。15年前や!

SATTA:免許とってすぐくらいやからな(笑)。

直矢:津BASS-1で対バンしたのが最初やよね。

SATTA:その頃まだUPANISADはデモCDすらない時代で。挨拶したときに直やん(直矢)からCDを貰ったから俺はジャッキーチェンのビデオを渡したんですよ。

直矢:レッド・ブロンクスのVHSね。(一同爆笑)

SATTA:「ニアピンなので貰ってください」って(笑)。

直矢:対バンから映画のVHS貰ったの最初で最後やったわ(笑)。

TOMO:僕はat Anytimeのスタッフをやってた時期があったんですよ。

直矢:TOMOはもともとバンドをやってて。一緒にやっていく中で、僕らの手伝いをしてくれることになったんです。at Anytimeの2007年のツアーで50日くらい一緒に回ってもらったんですよ。その後、就職したけど最近また「三重を盛り上げたい」って話をするようになって今回のコンピを作ったりイベントをやったりしているんです。

 

Q.なるほど。みなさんがバンド活動をし始めた頃の三重はどのような状況だったのですか?

直矢:僕らの世代は閉鎖的でしたね。四日市、津、松阪、伊勢がそれぞれ分かれていました。SATTAは津、四日市でやってたし、僕らは伊勢、松阪で活動していて、北と南は結構バチバチしていたんですよ。

SATTA:直接的に絡むこともあまりなかったしね。

 

Q.それが今回のコンピのようにジャンル問わず繋がっていったのは?

直矢:三重はバンド数自体そんなに多いわけじゃないからジャンルとか言ってられないというか。それにみんなライブハウスにいるのでまず人間的に仲良くなって、そこから音が入ってきての繰り返しで。

SATTA:でも繋がったというより繋げたのかな。それこそat AnytimeとUPANISADは繋げていこうっていう意識はあったよね。

直矢:「この壁なんとかならんかな」って話はいつもしてましたね。壁を壊した上で若いバンドマンに背中を見せていこうって意識でやっていたので。僕らは三重のバンドで唯一2マンをやったのがUPANISADなんですよ。ここまでくるのに随分時間はかかりましたけど。

 

Q.今回のコンピに入っているバンドはどのように選出したのですか?

直矢:このコンピにはあくまでもTOMOのアンテナで選んだバンドが入っているので「これが三重の全てだ!」っていうわけじゃないんですけど。でも確実に何かのきっかけにはなると思うんですよ。

TOMO:なので僕の視点から見た三重ですね。三重の一部を切り取ったコンピになったと思います。

 

Q.三重といえばM.A.G SIDE CONNECTIONの存在も大きいと思うのですが。

SATTA:そうですね。FACECARZやSLAP DOWNやNO LIMITなどハードコアシーンのバンドの存在は大きいです。FRANTIC AVERATIONやCONTRAST ATTITUDEも無視できないですね。

直矢:M.A.G SIDE CONNECTIONは北でやっていたので僕はANSWERに来てから繋がったんですけど、本当に意識が高いので勉強になるんですよ。だから南のバンドシーンのみんなにも見せられたらいいなって思っています。若い子らは怖いと思うけど(笑)。

SATTA:僕はあそこから得たものが大きいですね。ハードコアに何の知識もなく遊びに行っても感じるものは大きいはず。とにかく熱量が半端ないし、良い意味で柔軟なので凄く刺激を受けますね。僕らも三重でやっている以上、M.A.G SIDEに認めてもらえるような活動をしたいと思っています。

直矢:まず認めて貰いたいのはありますね。混ざりたいっていうより認めさせたいというか。at AnytimeもUPANISADも10年以上やってきて見えたこともあるんですよ。勿論まだ分からないこともありますけど。今って情報は色んなとこにあるじゃないですか。でも現場に行かないと見えてこないことって絶対あって。そういう部分がライブハウスにはあるんですよね。

 

Q.メロコアシーンはどうですか?SAMEやドレッドノートの勢いをかんじますけど。

直矢:そうですね。凄く良い事です。

SATTA:最高ですね。

直矢:SAMEやドレッドノートが三重を飛び越え活動していることは凄く良い事だと思います。あとは僕らも、at Anytimeがもっと大きな存在にならなあかんなって思います。憧れの存在になっていかないといけない。UPANISADがとにかく地元密着のやり方、at Anytimeが外から三重に連れてくる。そういうバランスでやっていければなって思っていて。

SATTA:僕らはローカルヒーローでありたいし、アトエニは全国のスーパーヒーローであってほしいんです。この2バンドが僕ら世代の三重を支えていることを示していきたいんです。

直矢:僕ら、出会った頃からずっとこの話をしています(笑)。

 

Q.ギターロックシーンも若手が出てきていますよね。

直矢:一番多いかもしれないですね。pilotやcrybabyDNA、WILD PITCHとか他にも面白いバンドは出て来ていますね。

 

Q.今回のコンピにはジャンル問わず色んなバンドが収録されていますがバンド同士の繋がりはあったのですか?

直矢:あったりなかったりですね。

TOMO:僕がライブハウスに足を運んで声をかけたバンドに参加してもらったのでバンド同士は全部は繋がってないと思います。

直矢:僕はANSWERをやりだしてバンドの活動では見れなかったバンドのライブを見ることも増えて、そういう意味では刺激が多いですね。そういう情報交換はこの3人でいつもやっていますし。

SATTA:そういう話ばっかりしているよね(笑)。

直矢:やっぱり三重のバンドを少しでも把握したいんですよ。その為にもアンテナは高く広く張っておきたいですね。

 

Q.3月28日、29日には鈴鹿ANSWERでレコ発も開催されましたが開催してみていかがでしたか?

TOMO:どのバンドも相乗効果で良いライブが続きましたね。何より楽しかったです。ジャンルレスなのでバンドもお客さんも探り探りな感じだったけど、僕としてはここから何かが始まればなっていう感覚です。

SATTA:僕は楽しすぎてずっと酔っ払ってました(笑)。

 

Q.at Anytimeも松阪M’AXAで「三重祭」を開催していますよね。

直矢:もう5、6年やっていますね。

SATTA:かなり定着したよね。

直矢:三重祭に出ることを目標にしてくれている若いバンドもいるみたいで。だからこの前のイベントが春の選抜で三重祭が夏の甲子園みたいになったら面白いなって。

TOMO:そうなっていけたら良いですよね。

直矢:TOMOが間口を広げて繋いでくれたら凄く良いと思う。SATTAもイベントやってるし。

SATTA:僕らも三重で濃いのをやっているので。今回のコンピに参加しているバンドに視覚的でも良いから届けられたら良いなって思っています。そのきっかけを三重で作れるのは僕らしかいないと思っているので。

直矢:スタートまで10年かかったけど、ここからでしょ。

 

Q.ちなみに3人から見た三重のキーマンは?

直矢:ハードコアシーンではUTCHYさん(M.A.G SIDE CONNECTION/SNOT)やTOMOKI君(FACECARZ/KICKBACK)はハードコアは勿論、洋服屋を通じてストリートカルチャーを発信していますね。

SATTA:ゑびすビルはKICK BACKやTatooスタジオもあるしANSWERもあるからストリートカルチャー発信の地として面白い場所ですよね。JOINFO MAGのTARO君も様々なカルチャーを発信していますね。

直矢:シバケン(サウンドステージ)は自分でライブハウス作って若い奴らのケツを叩いて押し上げている。僕もANSWERをやるときに色んな話をしましたね。

SATTA:中川商事君(WEENIE RADIO SHOP/ヤクタタズ/Captain Kyouso Records)もバンドとレーベルをやって面白い動きをしていますね。

直矢:太郎(GOOD MORNING SUNSHINE)も自分達や若手をなんとかしようと動いてる。RHYTHMの岡山くんも古い仲で幅広い動きをしてるし、上の世代だと四日市のGASOLINE先輩はやっぱり凄いなって思うし。

SATTA:ANTONIO THREEとGASOLINEは大先輩ですね。

直矢:あと今西さん(sickhead)にも本当にお世話になってる。今西さんがきっかけで四日市ケイオスでライブもやれたので。もちろんKenT(sickhead)も。ああいう人が三重にいるのは面白い。

SATTA:三重の面白いイベントには大体KenT来ているし。

直矢:南にあんまり来ないけど(笑)。もっと頑張らないとな(笑)。だからたまたま今回はこの3人ですけど面白いことやってる人は沢山いるんですよ。

SATTA:全部が混ざらなくても1年に1回くらい集まって何かやれたら最高ですよね。

直矢:だから今回のコンピはそういう意味でも凄く大きいんですよ。

 

Q.きっかけになりますよね。

直矢:そう。インディーズシーンがオープンになっている今だからこそいわゆる全国的に人気や知名度のあるバンドとローカルバンドの情報の差が大きいと思っていて。でもそういう子達に地元にかっこいいバンドがいることをこういう機会に知ってもらえたら、凄く意味のあることだと思います。

SATTA:このコンピはTOMOが旗を立ててくれたけど、自発的に盛り上げようと思っているバンドが集まっているんですよ。逆に自分のことしか考えていないバンドは入り込めないと思う。

直矢:何かが生まれそうだよね。そんな予感するわ。あと三重って狭いシーンやから嫌いだった奴とも強制的に会うことになるんですよ。で、顔を合わせているうちに仲良くなっていく(笑)。

SATTA:嫌いだったことも笑って話せるもんね(笑)。あとジャンルも超えれる。

直矢:人として繋がればジャンルは超えて仲良くなれるよ。三重のバンドはプライド高いし閉鎖的だけど、その壁が壊れたときの結束力は凄いから。

 

Q.それぞれのシーンを耕しつつ、大きな農場も一緒にやれるような。

直矢:そうそう。みんなで一個の農場やろうぜって発想ですね。その方が量も出来るし。

SATTA:種類も豊富だからね。

 

Q.それで最後にガソリンをぶちまけて燃やすんですよね(笑)。

直矢:あははは。GANさん(GASOLINE)、ありがとうございます!

SATTA:ビルド・アンド・デストロイですね。(一同爆笑)

 

 

VA .Locability 2015

<参加バンド/収録曲>

1.UPANISAD / SMOKER

2.MOFF / MONSTER HOUSE

3.Hi Joe! / ムーンライト

4.空白の夜 / 二月

5.ドレッドノート / Never ending story

6.from Thursday / ソーダポップ

7.SAME / Marine Snow

8.tsuki to taiyo / 常套句

9.DADA M REBORN / LIFE IS MIXTURE

10.crybabyDNA / ミカエツリー

11.Artrash / seeing

12.wildpitch / 手を伸ばせ

13.sickhead / CHAIN,CHAIN

14.うぃり→ / No.23

15.pilot / 街色

16.at Anytime / GLORY

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