Loading the page...

PELICAN FANCLUB

 

エンドウアンリ、カミヤマリョウタツ、クルマダヤスフミ、シミズヒロフミの4人からなるPELICAN FANCLUB。2012年の結成より新世代ドリームウェーブバンドとしてライブハウスシーンを沸かしてきた彼ら。2014年にはタワーレコード限定でリリースした『Capsule Hotel』が話題となり2015 年には1stミニアルバム『ANALOG』を、同年8月にはDAIZAWA RECORDSから2ndミニアルバム『PELICAN FANCLUB』を、そして2016年には3rdミニアルバム『OK BALLADE』をリリースしてきた彼ら。その都度進化を重ねてきたバンドが2017年春に1stフルアルバムをリリースするといいう。バンドがどのような進化を遂げているか非常に楽しみだ。今回2YOUではアルバム発表を目前にバンドの歴史やこれまでの作品を辿るインタビューを決行。PELICAN FANCLUB、満を持して2YOU MAGAZINE初登場です。

 

Q.今日は来たるべくアルバムリリースに向けてこれまでのバンドの歩みを振り返る話が出来ればと思っています。

エンドウ:宜しくお願いします。

 

Q.まず遡って結成の経緯から聞かせてください。

エンドウ:2011年の春に道で豆腐を売っていたクルマダ君とばったり会いまして。

 

Q.え?道で豆屋?

エンドウ:なんか駅で豆腐を売っていたんですよ。それ以前に僕とカミヤマ君がやっていた前身バンドの頃にクルマダ君のやっていたバンドとライブハウスで出会っていたので豆腐を売ってる彼に遭遇して「何してるの?」って(笑)。そこで音楽の話とかして一気に仲良くなったんです。そしたらお互い前身バンドを辞めていたので「一緒にバンドやろうか」って話になって。

クルマダ:前のバンドをやってるときから一緒にやったら面白いなって思っていたんですよ。

エンドウ:でも僕は当時学業に専念していたので「1年だけ待ってくれ」って。それで2012年に組んだのがPELICAN FANCLUBの始まりですね。当時は別のドラムがいたんですけどシミズ君が入って今のメンバーになりました。

カミヤマ:シミズ君はクルマダ君と同じ大学のサークルだったんですよ。元々一緒にバンドもやっていて。

シミズ:クルちゃんとは毎日朝まで遊んでたのでバンドを組むのも自然の流れで。それでクルちゃんが「ドラムがいなくて困ってるんだ

って連絡をくれたから入ることにしました。

クルマダ:PELICAN FANCLUBのライブも観に来てくれてたしね。

エンドウ:そうやってこの4人が揃ったのが2015年の1月ですね。

 

Q.みなさんどのような音楽を聴いてきたのですか?

エンドウ:みんなバラバラですよ。僕は音楽をやろうと思った最初の衝動はBUMP OF CHICKENに出会ったことなんですけど、音楽をやる上で影響を受けているのはコクトー・ツインズやレディオヘッドやザ・キュアーを聴いたことが大きいですね。

シミズ:僕は高校の友達とザ・ブルーハーツのコピーバンドをしていました。それから3、4年はエイトビートを基調にしたパンクバンドをやっていましたね。

クルマダ:僕は高校生の頃はハイスタを聴いていたんですけど、その流れとは別でブルースやロックンロールやジャズのギタリストにのめり込んでいました。大学でインディーズバンドやザ・キュアーやザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハートを知って趣味を拡げていったときにエンドウのバンドと出会って仲良くなった感じですね。

カミヤマ:僕はエンドウと地元が一緒なのでスタートは一緒なんですけど、エンドウが学業に専念している間はメロディックパンクのバンドをやっていたり、ジミー・イート・ワールドやゲット・アップ・キッズに傾倒していましたね。

 

Q.そういうバラバラの音楽ルーツがあるからこそこのバンドにはルールがないというか。作品ごとに違う音像が出来上がるのかもしれませんね。曲はどのように作るのですか?

エンドウ:曲の原形がある上でみんなで肉付けしていく感じですね。曲を作る中で意識していることは自分がかっこいいと思えるポイントを一箇所は必ず入れることで。隠し味というか。そうやって各々のルーツを曲に落とし込む作り方を全員がしているのでアウトプットするまで想像出来ないんですよ。それが本当に面白くて。

クルマダ:それぞれバックボーンが違うから出てくるアイディアも違うんですよ。その化学反応が楽しいですね。

エンドウ:メンバーが何を持ってくるか楽しみですからね。「なるほど、こうきたか」ってワクワクは常にありますね。そこに期待もしていますし。

シミズ:僕らは全員ギターを弾けるので、各々がリフを出し合ったり。そのリフにもはっきり個性があるから面白くて。

エンドウ:「このリフはここからの影響だな」って探るのもめちゃくちゃ楽しくて。

 

Q.みんなで楽しんでいるのがよく伝わりました。

エンドウ:楽しいですね。それがあった上で聴いてくれる人にアプローチ出来るので幸せだなって思います。

 

Q.PELICAN FANCLUBはこれまで3枚のミニアルバムを発表していますが、作品毎に見事に違う作品じゃないですか。順番に話していってもいいですか?

エンドウ:嬉しい。ありがとうございます。

 

Q.『ANALOG』は「凪の頃」や「1992」のような死生観を感じる曲が印象的で。

エンドウ:そうですね。このアルバムでは生活の中にある生や死を歌っているものが多いと思います。

 

Q.個人的な話になってしまうのですが当時命に関わる病気をしていたので「Dancing Queen」の歌詞は自分のことが歌われているのかってくらい感情移入してしまいました。

エンドウ:「Dancing Queen」はまさにある人が死ぬかもしれない状態からなんとか持ち返したことを歌った曲なんですよ。

 

Q.当事者として聴いたので凄くリアルでした。そしてサウンドから感じる初期衝動も素晴らしい。

エンドウ:サウンド的な面では荒削りな部分もあって今聴くと色々と思うこともあるのですが(笑)。

納得出来ない面もあるのですが(笑)。

クルマダ:レコーディングも一発録りだったので荒削りな印象があるのかも。

エンドウ:雑な言い方かもしれませんが良いって思ったらそれしかなかったので。今だったら何パターンか用意して考えるけど当時はこれって決めたらこれっていう。とにかく突っ走っていましたね。

 

Q.そしてセルフタイトルの『PELICAN FANCLUB』ですが、当時このアルバムがDAIZAWA RECORDSから出たときに勝手にガッツポーズをしたんですよ。僕が思うDAIZAWA RECORDSがPELICAN FANCLUBだったので。

エンドウ:それめちゃくちゃ嬉しいです。僕らもDAIZAWAは一番の憧れでしたから。バンドを始めた頃の多感な時期に聴いていた殆どのバンドがDAIZAWA RECORDSからリリースしていたんですよ。中学の頃、カミヤマ君の家の下でバンドや音楽の話をするときのキーワードとしてDAIZAWAって言いまくっていたんですよ。だから本当に嬉しかったですね。

 

Q.このアルバムは『ANALOG』で感じたものとはまた違う顔を見せてくれたアルバムで。サウンド面もですけど歌詞の変化が面白かったです。

エンドウ:『ANALOG』を作ってツアーを回る中で人に聴いてもらうことを意識するようになったんですよ。それで歌詞にトラップを仕掛けたくなったんです。「白だと思ったら黒だった」みたいな。歌詞に関してはそういう引っ掛けや挑発を沢山していますね。

 

Q.それが『OK BALLADE』では一転してメッセージがストレートになっていますよね。直接的になったというか。

エンドウ:『ANALOG』『PELICAN FANCLUB』を経て聴いてくれる人と寄り添いたいという気持ちが強くなったんです。そうなったことで抽象的な歌詞を書くのではなく丸裸の歌詞を書くようになったのが『OK BALLADE』だったんです。それで寄り添うということを考えたときに僕は未来と過去に対する恐怖や不安を感じたんですね。でも未来も過去も構成しているのは今だと気付いたんです。それを自分自身に伝えるためのアルバムだったのでより伝わり易い歌詞になっていったんだと思います。

カミヤマ:あと『PELICAN FANCLUB』を出してツアーを回ることで初めて行く場所に僕らを待ってくれている人がいることが嬉しかったんですよ。そういう人に直接投げかけたくなって。そういう意味でもストレートになることは理に適っていると思うんですよね。

エンドウ:だからこのアルバムの歌詞はメンバーからも「もっと分かり易く」って何度も書き直しているんですよ。そうやってみんなで作り上げた作品なんです。

 

Q.こうやって3作を振り返ると、そのときそのときにバンドの心情や思考の変化が作品に落とし込まれているのがよく分かりますね。

エンドウ:結果的にそうなりましたね。結局歌詞を書いているときに考えていることってリアルタイムのことなんですよ。それが歌詞になるので思想の変化は直に作品に反映されると思います。

 

Q.『OK BALLADE』に収録されている「説明」を初めて聴いたときは「こんな引き出しがあるんだ!」って興奮しました。この曲のアプローチの仕方はビースティ・ボーイズとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンだなって。

エンドウ:まさにビースティ・ボーイズを聴いて書いた曲です。最初は軽い遊びでやっていたんですけど「レイジやリンプ・ビズキットの要素も足したら面白いかも」ってやってみたら化学反応が起きちゃって(笑)。でも100でかっこつけたくないから70かっこつけて30ふざけるみたいな(笑)。

 

Q.このバンドはどれだけ引き出しを隠し持っているのか、春にリリースされるフルアルバムも楽しみにしていますよ。

カミヤマ:これまで見せてきたバックボーンとはまた違うとこに投げまくってますからね。「そうきたか!」って思ってもらえるはずです。

エンドウ:その上でこれまでやってきたことも全部聴き易くグレードアップして詰め込んでいますからね。期待していて下さい。音楽が好きな人は勿論ですけど、普段音楽をあまり聴かない人にも触れて欲しいです。

 

Q.そういう意味では進化の過程でストレートになっていったのは必然だったのかもしれませんね。

エンドウ:そうだと思います。凄いアルバムになりそうなので楽しみにしていて下さい。

 

バンド名:PELICAN FANCLUB

 

メンバー

エンドウ アンリ(Gt&Vo)

クルマダ ヤスフミ(Gt)

カミヤマ リョウタツ(Ba)

シミズ ヒロフミ(Dr)

 

掲載順

シミズ ヒロフミ(Dr)クルマダ ヤスフミ(Gt)エンドウ アンリ(Gt&Vo)カミヤマ リョウタツ(Ba)

 

http://pelicanfanclub.com/

 

2YOU MAGAZINE編集部

〒453-0837 愛知県名古屋市中村区二瀬町153 ニルヴァーナ101号室

Tel: 052-485-5993

e-mail:info@2youmag.com

Copyright(C) 2015 2YOU MAGAZINE All rights reserved
>