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PUFFY

 

「亜美ちゃん派?由美ちゃん派?」なんて会話を僕は20年経った今も相も変わらずしている2017年。ついに念願のPUFFYが2YOU MAGAZINE登場です。1996年、奥田民生プロデュースによるシングル「アジアの純真」でデビューしたPUFFYのその後の活躍はご存知の通り。国内外問わず日本のポップ・アイコンとして活動し続け、昨年にはデビュー20周年を迎えベスト盤『非脱力派宣言』をリリース。20周年ツアー、そして初の紅白歌合戦出場とアニバーサリーイヤーを盛大に送ったのだ。そして活動21年目に突入した2017年が動き出し、4月にはアメリカにて「Puffy AmiYumi US TOUR 2017 “NOT LAZY”」を開催、5月には名古屋と東京にて「PUFFY LIVE 2017 WHATEVER 21」が開催される。数々のヒット曲を連発し全米NO.1アニメチャンネル「カートゥーン・ネットワーク」にてアニメ番組「ハイ!ハイ! パフィー・アミユミ」が世界110カ国以上で放送されるなどワールドワイドな活動を続けるPUFFYに話を訊いた。

 

Q.昨年の20周年イヤーはどうでした?

由美:ちょっと特別でしたね。10周年や15周年のときと比べてやっぱり20周年ともなるとたまには自分達を褒めてやろうかなって。それにわがままを言えるチャンスじゃないですか。なので「これやりたい、あれやりたい」って色々言った気がする。

 

Q.デビューした頃は20年後もPUFFYでいると思っていました?

亜美:全然。1年で辞めるんだろうなって(笑)。

由美:20年も続くなんて全く思ってなかったです。

 

Q.それがここまで続いたのは何が要因だと思いますか?

由美:飽きないことですかね。「とりあえず楽しめよ

ってデビュー当時に民生さんに教わったんですよ。だから自分達が面白いと思うものだけやっているんです。

 

Q.仲の良い友達と遊んでいる延長にPUFFYがあるような。

亜美:あ、でも学校の友達ではなかったし、ライバルとして切磋琢磨しなければいけない面もあったので「友達です!」とも言い難いんですよね。パートナーでありライバルだと思っていますし。

 

Q.僕も「亜美ちゃん派?由美ちゃん派?」って話はよくしますから。

亜美:私達も会った人にはまず聞くよね。

由美:私がこれまで付き合った人は何故かみんな亜美ちゃん派なんですよ。

亜美:あははは。

由美:でも今はお互いにないものをお互いが分かっているのでどっち派でも良いです(笑)。

 

Q.お互い似ているなって思うところはありますか?

亜美:なんだろうね?

由美:2人とも案外気が小さいよね。だから喧嘩にならない。自分の意見をゴリ押ししてまでわがままを言う気のデカさは2人ともないかな。がっついてないとかユルいって言われるのもそういうところなのかもしれません。

 

Q.PUFFYのパブリックイメージとして「ユルさ」ってあるじゃないですか。でもライブを観たり音源を聴いてきた印象としては真逆のイメージもあって。

由美:私達も以前は「一生懸命頑張ってるのに何でダラダラしてるとか言われなきゃいけないの?」って思っていました。でも今は何でも良いかな(笑)。

亜美:言われても仕方ない部分もあるからね(笑)。でもPUFFYとして手を抜いてる部分は全然ないし、かと言って毎回コンセプトを持ってガチガチにやっているわけでもない。だから自然体に思われるのかな。

 

Q.ユルいのではなく柔軟性があるのだと思っています。例えば楽曲にしても、あれだけ幅広い楽曲群もどれもちゃんとPUFFYになっているのはそういうことかなと。

由美:曲も誰かに歌わされるわけじゃなくて自分達でデモテープの中から「これ歌いたい

って決めているんですよ。「こんなの聴いたことない」っていうPUFFYを自分でも聴きたいので。

 

Q.だから歌っている本人も聴いている僕らも飽きないんですね。今日はこれまでのアルバムを全部持ってきたんですよ。

亜美:わあ、凄い。

由美:凄いねえ。

 

Q.恐らく大半の人が「アジアの純真」でPUFFYを知ったと思うのですが96年リリースの『amiyumi』はいきなり振り幅の広い作品ですよね。「サクラサク」とか「ウサギチャンネル」とか、凄く実験的なアルバムだなと。

由美:あのアルバムは民生さんのやりたいことが詰め込まれていますからね。私達は右も左も分からないまま歌っているだけ(笑)。

亜美:それまで2人で歌ったこともなかったしね。

由美:民生さんも私達が2人で歌っているのを聴いたことなかったし。そういう意味でも実験的なアルバムなのかもしれません。

 

Q.お互いのソロを経て98年にリリースされた『JET CD』は今でも「JET警察」のイントロで何かが始まる予感がしてワクワクします。

由美:「JET警察」はライブでもあのイントロで盛り上がりますね。

亜美:この時期はめっちゃ忙しかったよね。時間なくてロッカーと壁の隙間で寝たりしてたもん。

由美:忙し過ぎて覚えてない。環境が変わり過ぎて、とにかく誰が誰なのか分からないくらい大人で溢れていた時期だったから。

 

Q.「パパパパPUFFY」をやっていたのもこの頃ですよね。 僕、97年10月の1回目放送から2002年の最終回スペシャルまで全部ビデオに録ってあるんですよ。

亜美:えー!

由美:貴重貴重!私、全然見たことないもん(笑)。

 

Q.そんな多忙な中で制作された『FEVER*FEVER.』はPUFFYの多面性を感じる作品でしたが。

由美:『FEVER*FEVER』は笹路正徳さんにプロデュースして頂いた作品なんですよ。民生さんが「お前達ちょっと揉まれてこい」って里子に出されたんです。でも逆にめちゃくちゃ優しかった(笑)。「見て盗め」っていうタイプの民生さんに比べて笹路さんは1から10まで教えてくれる人だったので「めちゃくちゃ優しいじゃん」って(笑)。

亜美:この頃から段々私達は民生さんの手を離れていく…というかさじを投げられたんですね(笑)。

 

Q.2000年リリースの『SPIKE』以降、PUFFYは海外での活動も活発になっていきましたね。

由美:レコーディングも日本とアメリカでバラバラにやったりしました。ずっと忙しかったのでそれが良い気分転換にはなりましたけど。

 

Q.「パフィーのルール

で歌われている何でも二等分することがPUFFYが20年続く秘訣なのかなって。

由美:この曲は民生さんなんですけど、そう思って書いたんでしょうね。

亜美:「ちゃんと分けなさいよ」ってね。実際は8:2なんですけど(笑)。

 

Q.あははは。どっちが8かは聞かないでおきます(笑)。

亜美:あ、私です。(一同爆笑)

 

Q.『SPIKE』も『NICE.』も元ジェリーフィッシュのアンディー・スターマーがプロデュースで参加することでPUFFYがどんどんバンドになっていく印象がありました。「赤いブランコ」のイントロとか超ジェリーフィッシュですもんね。

由美:ですよね。エンディングで謎にバイクの音が入っているのは未だに意味が分からないですけど(笑)。「バイク事故の歌だっけ?」みたいな(笑)。

亜美:意思の疎通が上手く取れてなかったのかな(笑)。

 

Q.『59』の頃はPUFFYを逆輸入っぽく感じることもありました。

由美:「今アメリカで暮らしてる?」ってよく言われましたから。全然住んだことないんですけど(笑)。

亜美:アメリカでアニメの曲をやったりPUFFYのアニメが始まったりしたからね。

 

Q.デビュー10周年の頃にリリースされた『Splurge』。僕はこのアルバムが一番好きなんですけど。

亜美:私もこのアルバムが一番好きー。

由美:私もジャケットは『Splurge』が一番好きかも。

 

Q.このアルバムはレコードも出ているからジャケットの良さも映えますよね。『Splurge』はバンドとしてのPUFFYの良さが炸裂したアルバムだと思っています。

由美:これ聴いてない人はちょっと損してるよね。

亜美:ねー

由美:私達が死んだら再評価して欲しい。

亜美:隠れた名盤だから。

由美:隠さないで大々的にして欲しかったけどね(笑)。

 

Q.PUFFYの作品はどれも作家陣が豪華じゃないですか。このアルバムもどの曲も素晴らしいのですが中でもPUFFY自身が歌詞を書いた「はじまりのうた」が本当に良くて。

亜美:嬉しい。あの曲のMVは名古屋で撮影したんですよ

 

Q.名古屋駅で期間限定開園していた「ポケパーク」ですよね。

亜美:そうそう。懐かしいなあ。

 

Q.ポケモンの映画の主題歌だった「はじまりのうた」を映画館の予告編で初めて聴いたとき泣きそうになりましたから。この頃からまたPUFFYが新しいフェーズに突入した気がするのですが。

由美:プロデューサーにブッチ・ウォーカーが加わったことでまた新しい扉が開かれた感じは自分の中でも凄く感じました。制作もレコーディングの仕方もそれまでと全然違ったので新鮮でしたね。マイクを1メートルくらい離して歌ったり。

 

Q.そこに対応できるPUFFYの応用力も凄いと思いますよ。

亜美:元が何もないからじゃないですかね。曲を発注するときも「PUFFYをあなた色に染めてください」ってお願いするので。

 

Q.そういう意味では「honeycreeper.」も色んな作家陣の個性をPUFFYというフィルターを通してよく出せていますよね。「Splurge」と同じ手法だけど色が違う作品だなって。

由美:確かにそうかも。洋楽色の強い「Splurge」と日本色の強い「honeycreeper.」ってイメージはありますね。

 

Q.オリジナルアルバムの間に『THE HIT PARADE.』『PUFFY AMIYUMI × PUFFY』というカヴァーアルバムもありますが、選曲は2人のルーツ?

亜美:いや(笑)。

由美:ちょっといけない言い方になっちゃうかもしれないんですけど…。

亜美:気をつけて(笑)。

由美:まず「トリビュートに参加しませんか」ってオファーを貰って「じゃあやってみようかな」っていうところがスタートなんです。だからルーツというわけではないかも。逆に自分達の思い入れが強過ぎる曲は歌えないですもん。本人に勝てないから。

 

Q.人の曲をカヴァーすることで気付くことってありますか?

由美:1人の歌は2人で歌うもんじゃないなってこと(笑)。

亜美:難しいよねー。

 

Q.逆にPUFFYの曲を1人で歌うのも難しいですよ。カラオケで歌うと頭の中で亜美パート、由美パートで分かれているので1人で全然歌えないんです。

亜美:なるほどー。1人で歌うとそうかも。

由美:確かに1人だとベタッとしちゃうかもしれないですね。

亜美:歌い上げればいいじゃん。

由美:フェイクいれちゃう?(一同爆笑)

 

Q.2009年頃は積極的にツアーも行っていたじゃないですか。それが『Bring it!』や『Thank You!』に凄く出ていますよね。

亜美:ライブがとにかく楽しくて前よりバンドしたくなった時期だった気がしますね。

由美:ツアー、凄くやってましたよね。

亜美:生き急いでた(笑)。

 

Q.『Thank You!』が目下最新アルバムになるわけですが。

亜美:そっかー。

由美:あれからアルバム作ってないね。作ってないのにライブやり過ぎじゃない?図々しいよね(笑)。

亜美:何も出してないくせに。

由美:去年やり過ぎたしね。

亜美:去年は仕方ないよ。

由美:うん。だから今年は少ないんです。

 

Q.その少ない2本のライブが5月に名古屋と東京で行われるということですが。

由美:20周年で結構ベタに代表曲いっぱいのライブをやったので今回は真正面からじゃなくて変化球でも良いのかなって思っています。日頃やらない曲もやりたいし。

 

Q.21年目のPUFFYはどういう活動をしたいですか?

亜美:えーどうする?もう下半期に近いけど(笑)。

由美:どうしたい?

亜美:せっかくインタビューしてもらっているのに「のんびりしたい」とか言えないもんなあ。

由美:のんびりしてるけどね。でも去年いっぱいやったし今年は少しスロースタートで良いんじゃないかな。あのままやってたら飽きちゃうから。

亜美:そうだね。飽きちゃうね。

由美:そうそう、辞めちゃうよ。

 

Q.20年間でPUFFYを辞める話って出たことはあります?

亜美:出産のタイミングとかでちょっと話したくらいかな。でも楽しくなくて辞めたいって話はないですね。

由美:ここまで続く女性のユニットってあんまりいないのかも。でも別にアイドルじゃないしね。

亜美:アイドルは松浦亜弥ちゃんみたいな子でしょ?

由美:そうそう。当時だったらモーニング娘。のみんなとかね。PUFFYはananのインタビューで「一緒にカラオケ行きたいランキング」にしか入らない(笑)。

亜美:行かねーっつーの(笑)。

 

Q.あははは。でもPUFFYって2人組のアイコンですよね。喫茶店でお婆ちゃん2人がお茶を飲んでるとPUFFYって思うし子供が2人で並んで歩いてるとPUFFYって思いますもん。あと変なぬいぐるみが2つ並んでいてもPUFFYに見えるし。

亜美:あははは。それ病気です(笑)。

 

Q.でもそれくらい確立している気がしますね。

亜美:そうか。じゃあもうちょっと頑張ろっか。

由美:そうね。他にあんまりいないしね。誰かいる?こまどり姉妹?

亜美:(英語っぽく)KOMADORI?(笑)。

由美:(英語っぽく)ASAGAYAもいるか。でも阿佐谷姉妹って他人なんでしょ?

亜美:他人だよ。一緒に住んでるみたいだけど。

由美:まあ私達も姉妹じゃないけど(笑)。

 

Q.こまどり姉妹みたいに30年、40年とPUFFYが続いてくれたら嬉しいです。

由美:ないない(笑)。21周年はなんとか迎えらたけど22周年はまだ分からないから。なのでその話は一旦保留でお願いします(笑)。

亜美:でも来年なんてすぐ来るよ。

由美:そっかー。じゃあまず来年を目標に頑張ります(笑)。

 

 

PUFFY

大貫亜美 吉村由美

 

PUFFY

20th ANNIVERSARY BEST ALBUM 非脱力派宣言

WPCL-12298/9

2016年4月6日リリース

¥3,200.

 

【LIVE】

「PUFFY LIVE 2017 WHATEVER 21

 

■5/12(金) OPEN18:00 / START19:00

愛知・名古屋ダイアモンドホール

■5/13(土) OPEN17:00 / START18:00

東京・EX THEATER ROPPONGI

 

http://puffy.jp/

 

 

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