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メンバー

森彩乃(Vo、Pf) 三輪幸宏(Dr) 内田旭彦(Ba、Cho、Programming)

Qaijff

 

名古屋発のプログレッシブピアノポップバンド、Qaijffが前作「organism」より10ヶ月振りとなる2ndミニアルバム「Life is Wonderful」をリリースする。「organism」のリリース以降、年間100本を超えるライブ、ベイビーレイズJAPANへの楽曲提供、名古屋グランパスのオフィシャルサポートソング起用など、充実した活動を展開してきた彼ら。今作はそういった経験がダイレクトに反映されており、以前に比べ、よりカラフルでポップな作品に仕上がっている。Qaijffの真骨頂ともいえる力強く、それでいて優しい楽曲群は聴く者にそっと寄り添ってくれるだろう。人生は本当に素晴らしい。どこにもない自分だけのストーリーを描く全ての人に彼らの音楽が届くことを祈る。

 

Q.前作「organism」リリース以降のQaijffは常にライブをしている印象がありますが、怒涛の1年間だったのでは?

内田:あっという間でしたね。2015年は100本以上ライブをしたんですよ。その間に曲も沢山作ったし本当に充実していました。

森:作った曲数もQaijff史上最多だよね。

内田:今回のアルバムがバンドにとって大事な作品になると思っていたので去年の6月から常に集中力を切らさないように曲は作り続けていて。気付いたらあっという間に2016年になっていてびっくりしました(笑)。

森:私はライブが好きなので毎日でもライブをしたいくらいなんですけど、後から数えて100本超えていたときはさすがにびっくりしました(笑)。ライブの合間を縫って限られた時間の中でスタジオに入り曲作りをしたので大変だったんですけど、でもそれ以上に楽しいし凄く良い経験をさせてもらっているなって。

 

Q.Qaijffというものがライフワークになっているんじゃないですか。自身のバンド活動だけでなく、楽曲提供やグランパスとのコラボもあり目まぐるしい毎日だと思うのですが、その状況が当たり前のような感覚というか。超サイヤ人でいることが自然になったみたいな。

森:あははは。

内田:でも本当にそんな感じですね。

森:確かに自分の生活においてQaijffでいる割合はどんどん増えていますね。

 

Q.バンドに対する向き合い方は変わりましたか?

内田:僕は変わりましたね。2年前の名古屋クラブクアトロでのワンマンのタイミングで僕は脱サラしたんですよ。それによって大事なものを色々捨ててきたんですけど、音楽だけは捨てられなくて。音楽…というかQaijffは自分自身そのものだと思っているんです。でも「organism」を出したくらいにそれが苦痛だった時期もあって。

 

Q.というのは?

内田:大切過ぎてイライラしたり落ち込んだりすることが多くなって。でもライブを100本以上やって色んな人に出会う中で最近はそのラインを越えました。そんな時期を経て今は凄くバンドが楽しい。バンドとしてもひとつ抜け出せた感覚はありますね。

 

Q.バンドがネクストステージに進んだことはアルバムに顕著に表れていて。Qaijffというバンドはいつも悩んでいたり何かと闘っている印象があったんですけど、今回はそこに正面から立ち向かった上でアルバム全体が希望に満ちているなと。

森:バンドをやっていく中で不安は勿論あるし今でも闘っているんですけど、確かに希望はありますね。

 

Q.不安の中に希望を見出していることは「未完成ワールド」でも歌われていて。

内田:そうですね。この曲は「君がいるなら進んだ先が雨や嵐でも良い」って歌っているんですけど、目指す場所や目標に向かって結果を出すことも大事だけど、それが思い描いていた結果じゃなかったとしても一緒にいられたら辛くても良いと思えるバンドでありたいと思っていて。勿論何も諦めたわけじゃないですが、大前提として未完成な世界の中で生きているんだから完成されなくても良いって思えるようになったんですよね。

三輪:僕はこの曲の歌詞で一節好きなフレーズがあって。「届けたいのは変わりゆく声で変わらない愛を」「もう何度聞き飽きたって言われても忘れないようにさ」っていう一節が凄く好きなんです。

森:そうなの?なんで?

三輪:レコーディングしてるときにガツンときたんだよ。この一節が。

内田:そのとき言ってよ(笑)。

 

Q.「光を探しに」でも同じことが歌われていると思うのですが、この歌詞は彩乃ちゃんが書いたとは思えないくらいポジティブだなって(笑)。

森:あははは。確かに前よりポジティブになったと思います(笑)。根本的にはきっといつまでも完全にポジティブにはなれないと思うんですよ。でも受け入れて進むしかない精神性は前より鍛えられたかなって思います。

内田:そこは僕も意識していて。今作は僕が歌詞も曲も作っているものも多いんだけど、森彩乃のピアノボーカルとしての才能を世に伝えることが大きな使命だと思っているんですよ。僕の持論なんですけど、その人の一番良い表情と歌声ってリンクすると思っていて。笑顔が素敵な人は歌声も希望が似合うと思うし、逆にヒステリックな表情が美しい人は歌声も激しいと思うんですよね。森彩乃って人間は根本的には根明なんです。今思うとこれまでのQaijffではあまりそこが出せてなかったのかなと。

 

Q.とにかく明るい森彩乃をバンドで出そうと。

内田:そうそう。本来、希望を示すボーカリストだと思うんですよね。そこを念頭に改めてキーの設定も考えたしメロディも歌詞も書いては捨ててを繰り返して作ったのが今作なんですよ。

森:私はQaijffをやる前はシンガーソングライターだったので自分の言葉で自分の歌を歌っていたじゃないですか。だからQaijffを始めて、誰かが書いた歌詞を自分のものにするまで最初の頃は時間がかかっていたんです。でも今回は内田が私をどう見せようか考えて作ってくれたことでそのギャップは無くなったと思う。だからこそ内田が書いた「未完成ワールド」と私が書いた「光を探しに」がリンクしているように聴いてもらえたんだと思いますし。

 

Q.「ソングフォーミー」のように弱さを出せるようになったのも変化ですよね。弱さを見せることが出来る強さも感じますし。

内田:個人的に凄く落ち込んでいた時があって、その頃はとにかく不安だったし、這いつくばって何とか前に進んでいるような状態で。気を抜いたら倒れちゃうし、そこに立っているだけで精いっぱいというか。でも、あれだけ弱かったのにそれを耐えしのいで今こうやって大きく前に進めていることを考えたら弱くても良いんだなって。だから今弱っている人にもそのままで良いよって伝えたくて。

 

Q.内田君を近くでずっと見ているメンバーからはどうですか?

三輪:最近明るくなったなって思います(笑)。

内田:なにそれ(笑)。

三輪:前はピリピリしてたから話しかけにくかったもん。

森:本当に?(笑)。

内田:でも本当にそうだと思うよ。さっきも話したけどバンドが大事過ぎてイライラしてたからね。ギリギリの崖の上を歩いてたみたいな感覚だったし(笑)。

 

Q.それを抜けたきっかけは?

内田:曲に救われたんだと思います。「Re:Answer」が出来たくらいから希望が見えてきたんですよ。この曲で歌っているのは「君を救いたいから俺は歌ってる。だから叫ぶよ。」ってことなんだけど、音楽をやる理由なんてそれしかないなって思えるようになったんです。これからもずっと闘い続けるんだろうけど闘い方が分かったような気分というか。

 

Q.この曲じゃゴスペルっぽいコーラスも良いですよね。

内田:僕はゴスペルが好きで、そういう曲をバンドでやってみたかったんですよ。あのコーラスはサビの裏のストリングスと歌でユニゾンしたらゴスペル感が出るかなって発想で。

森:それ思い付いたの私だよね?

内田:そうだっけ?

森:絶対それ私だよ!

三輪:どっちでも良いよ。(一同爆笑)

 

Q.個人的な話をしてもいいですか?

内田:勿論。

 

Q.先日母親を亡くしたんですけど死に目に会えなかったので「さようなら」も「ありがとう」も言えないまま送ることになったんです。そんなときに「グッドナイター」を聴いたので「これは僕が書いた歌詞かな」って思うくらい感情移入しちゃって。

内田:凄く分かります。この曲は僕のお爺ちゃんが亡くなったときに書いた歌詞なんですよ。

 

Q.この曲の何に救われたかって凄く前を見ているんですよね。いつまでも悔やんでいないで残された人間が明るく生きていくことが大事だって気付かせてくれる。

内田:僕が歌いたかったのはまさにそれで。お爺ちゃんがなくなったときにお婆ちゃんが落ち込んでいるのを見て、もし僕がお爺ちゃんの立場だったらお婆ちゃんには元気でいて欲しいなって思ったんです。もし僕が大切な人を残して亡くなったとしたら、その人に望むことは「楽しく過ごして欲しい」ってことだと思うんですよね。だって人生にはリミットがあるんだから。限られた時間を幸せに過ごして欲しい。そう思って書いた曲なのでそうやって伝わったのなら凄く嬉しいです。

 

Q.「Don’t Stop The Music」は名古屋グランパスのオフィシャルサポートソングとなっていますがこれはどういう経緯で?

内田:僕、バンドをやる前にグランパスユースにいたんですよ。その縁もあり今回お話を頂いて、グランパスとサポーターを僕らの音楽で繋げられるような希望曲を書きました。

森:どうしても言いたいことがあるんですけど、この曲の最後、バンドの演奏が終わった後に健盤だけで「ダァァァァァァァァァン!」って終わるんですけど、あれはビートルズの…

 

Q.「A Day in the Life」だ!

森:そうー!わかりました!?あの曲がどうしようもないほど大好きで!あの終わり方をやってみたかったんで、満足です(笑)。

 

Q.凄く分かります。あとこういう曲で幸宏君のドラムを聴くと「ああ、Qaijffだな」って思います。

内田:そうなんですよね。こういう曲にどこにQaijffらしさが出るかっていったら幸宏のドラムが大きいと思うんですよね。幸宏じゃなかったらもう少し甘い曲になる気がするんです。でもそこに幸宏のソリッドなドラムが鳴ってることでかっこいいものになる。それがQaijffだなって凄く思います。僕のデモの段階ではこうはなってないんですよ。良い意味で僕の想像を超えてくれるので、そういう意味でもこのメンバーで音楽をやっていることって無敵かもしれないなってこの曲で改めて思わせてくれました。

 

Q.今作はQaijff史上最もポップな作品に仕上がったと思うのですが改めてどういう作品になりましたか?

内田:今までの僕らって音楽的な部分でのミュージシャンシップが高かったと思うんですよ。勿論それは今でも変わってないんですけど。でも今回のアルバムでは僕達はもっとオーバーシーンで戦いたいという意志を表明したアルバムにしたかったんです。なのでミュージシャンシップは守ったまま、もっと一般リスナーや若いリスナーに届くような音楽を作りたくて試行錯誤したんです。J-POPの代表的形式としてA、B、サビってあるじゃないですか。何故あの形式が多いか考えたら、やっぱり曲として伝わり易いんですよね、。今回は色々練った上でそれを多く取り入れたし、一つ一つのフレーズにちゃんと意味を持たすことを意識して制作しました。アルバム全体がよりポップなものに仕上がったのはそういう要因だと思います。

 

Q.セオリーに合わせるのでなくセオリーを理解して取り入れたと。

内田:そうですね。Qaijffらしさは何も変わらず、より届けられる音楽が出来たと思っています。

 

 

バンド名:Qaijff

タイトル:Life is Wonderful

2016年4月13日 発売
¥1,677(+税)品番:KIRS-1005

 

LIVE

3/3(木) 下北沢 SHELTER
3/11(金) 名古屋 APOLLO BASE
3/12(土) 名古屋 APOLLO BASE
3/21(月・祝) 名古屋 CLUB ROCK’N’ROLL

3/26(土) 広島 BACK BEAT
3/27(日) 福島 LIVE SQUARE 2nd LINE
4/1(金)渋谷TSUTAYA O-Crest

4/29(金・祝)渋谷 CHELSEA HOTEL/Star lounge/Milkyway/LOOP annex/THE GAME/CYCLONE/GARRET/eggman/gee-ge.

 

http://www.qaijff.com/

 

 

2YOU MAGAZINE編集部

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