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Rega

 

2017年、Regaが結成10周年を迎える。記念すべきアニバーサリーの幕開け第一手としてセルフタイトルとなる4thフルアルバム『Rega』が届いた。Rega10周年を展開していく上で立ち上げられた「WORDS Recordings」からのリリース第一弾となる今作は四本晶(Gt)が加入する以前の初期音源を、現在のRegaサウンドで再レコーディングしたものとなっている。バンドと共にライブを通して成長してきた楽曲はより生々しくダイナミックな表情へと進化を遂げており、Regaがいかにライブバンドなのかが顕著に現れている。新曲「Wreck」やCD未収録曲「Orange」、更にO.N.O氏 (THA BLUE HERB / STRUCT)、oma氏 (REVITALIZED / STRUCT)による「VIP」のリミックスも収録されるなど豪華な1枚となっている。10周年を迎えたRegaに話を訊いた。

 

Q.今回、初期の楽曲を再レコーディングしようと思ったのは?

井出:2017年はRegaの10周年。10周年一歩手前でずっと時を共にしていたレーベルを抜けました。来年に向け皆で滾ってた。そんな時、新たにタッグを組んだスタッフからの提案が始まりです。

四本:今までとは違う打ち出し方をしてみないか、という話から、このリリースのアイデアが出てきました。所属していたレーベルを抜け、新たな門出で出す1枚目のアルバムが、僕が入る以前の作品を再レコーディング。気持ち新たに、結束して進んで行こうという意志も含めたものになっています。

 

Q.晶君が加入したのが2009年。バンドに入る前の印象ってどんなものでした?

四本:調べて頂いてありがとうございます(笑)。てことはRegaに入って8年目の年なんですね。その頃はちょうどインストが流行り始めた頃で他のインストバンドに比べてとにかく攻撃的で、それでいて遊び心に溢れたバンドだなというのが第一印象です。加入したてはそんなRegaが持つ特有のグルーヴや展開、変拍子に慣れるまで大変でした。今現在、音楽以外の私生活で、8年間メンバーと一緒に過ごした時間がすごく大切で貴重なものに感じるようになりました。バンドって言う奇跡の集合体の価値を改めて再確認しています。ただ、それをただの「思い出」にはしたくないです。糧にして、これからも進化していきたいと思っています。

 

Q.過去の音源を振り返ってみてどう感じました?

青木:Regaのライブでは初期から最新作までいろんな楽曲をプレイします。曲という事でいえば過去曲も現在進行形です。ただ音源でいえば初期2作品はやんちゃな音源だなと感じました。やんちゃって子供っぽい言葉ですが、良い意味でも悪い意味でも形容しがたい捉え所のない音楽だなと感じます。むしろ捉えられたくなかったようにも感じます。インストになった頃toeやスペアザがいて、同じスタジオにはLITEがいて、そこではない何かを作り出そうともがいていた記憶があります。アイデアだけは溢れ、テクニックは未熟で四方に飛び散った雑多な音に初期衝動を改めて感じましたね。

四本:今のバンドが出す音の立ち位置みたいのが再確認できました。過去の音源にはない深みや艶、そう言った表現力が格段に増したと思います。

 

Q.今作『Rega』は旧音源に比べて圧倒的な爆発力があるように感じました。まるで目の前で爆音でライブしているような。特にみー君のドラムの破壊力の増し方が凄いなと。

三宅:今回はライブのままの勢いを詰め込もうと思っていたので、荒々しさやダイナミクスをつけることを特に意識しました。あとはエンジニア三浦薫さんの腕ですね。

青木:サウンド面は、エンジニアが違うので旧音源とは全く別物だと思います。10年間ライブを通して編曲されてきた楽曲達を録音するので、ライブの躍動感というのは意識しながらプレイしました。最近は旧音源時より中低域を意識して重心を下げるようにしてます。アンプはスタジオのアンペグ。足下はBOSSのチューナー。シールドはオヤイデ。それとフェンダージャズベース。そこに初期衝動である30代半ばのやんちゃさを加えプレイしました。爆発力を感じてもらえたなら成功でしょう。

 

Q.僕は「mexico」をタワーレコードの試聴機で初めて聴いたときの感触がずっと忘れられないんですけど、今作を再生した瞬間にあの日のことがプレイバックしました。当時、バンドのモードや状態ってどんな感じだったのですか?

井出:とにかく虎視眈々と狙ってました。ボーカルがいた頃も含め、ずっともがいてた。2500枚デモを自分達で刷って、それをライブしながら配りまくった。そんな中ようやく巡ってきたチャンス。これからどんな物語が始まるのか、ワクワクしてました。

三宅:あの頃は世に出始めた頃なので、がむしゃらに勢いを出してやってやる!って気持ちでやってました。すごくいい状態だったと思います。まぁ今もあまり変わらないですけど(笑)。

 

Q.当時と今では曲の作り方に変化はありますか?

三宅:基本的には変わらないですけど、晶が入ったことによってギターのやり取りが変わったと思います。当時は竜二君がほぼ1人でツインギターつけていたので。

井出:俺がDTM少し齧ったくらいかなぁ。晶が入ってから、晶もネタ持ってくるようになりました。前のギターは初心者でして、ほぼほぼ指導ですよね、何から何まで。「DISCUSS

の時はメンバー1曲ずつやりましたね。今は俺も子育てしながらだし、生きてたら環境が変わる事もある。それに応じて効率的に進められるかな?と思い、DTMに手を出しました。その辺りは試行錯誤しながらです。でもスタジオに入れば、昭信がコラージュしながら彩ってるので。頭の中どーなってるんでしょーね。それに対してまたどう返せるのか、のせめぎ合いですね。

 

Q.Regaって凄くユニークだと思っていて。フレーズにしても、音色にしても、ブレイクの入れ方にしても、曲名のつけ方にしても、全てがユニーク。

井出:初期の頃はとにかく耳に残るフレーズ。それを意識してました。コミカルな要素とか、おっしゃってるユニークさってのは、個々の人間性からきてるような気もします。

青木:フレーズはキャッチーな耳障りと歌心を意識しています。インストだからこそ、何かひとつでも鼻歌になる箇所があればと試行錯誤しています。音色の部分はギターの役割が大きいですね。なんせ僕は1色しか持ち合わせてないので。ブレイクなど曲構成は思いつくだけのアイデアを最後の一滴まで絞り出します。あえてベタな事をやったり、ちょっと無茶したりを曲毎に楽しんでる感じです。曲名は連想ゲームです。曲ができてからそのゲームを始めます。ユニークな味付けの料理ってあまりそそらないし、ユニークな服も着たいと思わないですね。なんだかマイノリティな言葉のイメージがあります。ただ、ピカソや岡本太郎のユニークな作品のように、認めざるを得ないユニークでありたいですね。

 

Q.その時その時のバンド内のブームや趣向も曲に顕著に現れますよね。そういう意味では過去の曲を現在にアップデートする中で思うことなどありました?

四本:単調だったコードに一音重ねることによって雰囲気を出したり、ギターソロのようなバッキングで高揚感を出したり、ベースがルートになったり、それぞれの解釈?好み?で過去音源たちがアップデートされていきました。けどそれは、ブームや趣向ということももちろんあるのですが、僕の場合、多くはライブ中にイメージが湧いて出てきたもの。アップデートに必要な表現力はライブで一番磨かれたと、今思いました。

三宅:この時はそういやこんなバンド聴いてたなとか、この場所でこの曲ができたなとか、色々思い出してました。例えば、「Sunship

つくってるときはサカナクションを聴いてたなとか、

「JOG

は九十九里で最終アレンジ決まったなとか。

 

Q.今作にはO.N.O氏とoma氏による「VIP」のリミックスが収録されています。

井出:お互いの色が出てて、ほんと素晴らしい仕上がりです。「VIP

のギターメインリフに関してだけど、O.N.Oさんは切り刻んで新たなリフ、omaはテンポ下げてメロウに、こんな風にやっちゃうんだーって驚きでしたね。よく聴くと以外な所で晶のリフも鳴ってたり、ドラムパターンもおもしろい。ベースも再構築で新たな世界観。後ほど、話を聞いたらお互い凄く楽しんでやってくれたみたいで、ほっとしております。アルバムの流れにも合ってるし、ミラクルです。

 

Q.新曲「Wreck」についても聞かせてください。

青木:「DISCUSS」は内々の議論から生まれた、衝突の作品です。「Among the flow

はその中を漂い、浮遊する作品です。3部作とされていた作品の終着点は次回の作品です。今回の作品ではありません。その3部作用に作っていた曲がこの「Wreck

です。ただ時間がかかり過ぎた。コンセプトを持つと意思の疎通や共通認識が大事ですが、どうやら僕らはそれが苦手みたいでうまくいかない日々が続きました。そんな中レーベルを脱退したりと、漂っていた海原に濃霧が訪れたようでした。そんな時行く当てのなくなったこの曲に、難破船という意味合いの「Wreck

というタイトルを付けたんです。僕は絵の個展でもそうですが、常に新作を出したい人なのでこの曲を今回のリリースに入れてもらいました。是非聞いてやってください。

 

Q.10年目のRegaはどうなりそうですか?

井出:自分達でも初めての事なのでねぇ、再録もそうだし周年を銘打って活動するのは。でもこれまでRegaを知っててくれて、最近ライブハウスにも行ってないなーって人とか、もう一回腰あげてほしいな。俺達まだまだたぎってるよ。そういう人達の目にも焼き付けたいし、新たな所へも行きたいし、海も渡りたい。もっともっと可能性を謳歌したい。

青木昭信:さて、どーなるんでしょう?

四本晶:変わらずがむしゃらにやってますよ。

三宅隆文:まだまだ10年なんで勢力的に活動していきます。皆さんにいいニュースを届けれるように頑張ります!

 

 

アーティスト名;Rega

タイトル:Rega

2017年1月25日発売

WDSR-001

¥2,300 (+税)

 

 

LIVE

Album Release Party「Rega 10th BIRTHDAY

 

2017/1/13 (金) 梅田Shangri-La

Guest : Sawagi

2017/1/20 (金)新代田FEVER

*ワンマン

 

メンバー

井出 竜二(Gt)

四本 晶(Gt)

青木 昭信(Ba)

三宅 隆文(Dr)

※掲載順

三宅 隆文(Dr)四本 晶(Gt)井出 竜二(Gt)青木 昭信(Ba)

 

 

http://rega.jp/

 

2YOU MAGAZINE編集部

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