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rice

有紀 HIRO

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前作「 零-しずく-」から僅か5ヶ月、早くもリリースされる6枚目のアルバム「Genesis」を完成させたrice。2012年にシングルとして音源化されたRaphael時代から温めてきた楽曲「Fake Star」のリマスタリング版、結成当時よりライブのアンセムとして人気の「STAY」、ゴスペルアレンジがアルバムを彩る「to you」など、全11曲が収録された今作はその名が表すように「起源」がテーマとなっている。様々な経験をその楽曲や活動にフィードバックさせながら普遍的な楽曲を歌い続けるriceの現在進行形アルバムの完成に胸が躍る。

 

 

Q.前作「 零-しずく-」から僅か5ヶ月でのニューアルバム完成ですが活動再開や「 零-しずく-」の手応えはどうでした?

HIRO:かなりありましたね。なんだかんだ5次生産くらいしていますし。

有紀:ひとつひとつお客さんの反応が嬉しいですね。

HIRO:待っててくれたんだなっていう手応えはありました。

 

Q.そういった反響がモチベーションとなり短期間でのアルバム制作に至ったと。

有紀:そうですね。あとは最近主流のAタイプ、Bタイプみたいな市場に対して逆行しているかもしれないですけど、そういうものよりアルバム1タイプでいくことの大事さみたいなものを「 零-しずく-」で噛みしめた部分があって。その余韻を楽しみたくてアルバムからアルバムへ橋を架けるイメージというか。パッケージの反応は顕著ですし、望んでくれているお客さんの声も多かったので5ヶ月という期間での制作は大変でしたけどやって良かったなって思います。

 

Q.制作はいつ頃から?

有紀:2015年の年明けからですね。2月がピークでした。プリプロもなく、レコーディング当日に楽曲をお互い確認しながらのレコーディングだったのですがしっかり形になって良かったです。

 

Q.今作には「Genesis」と名付けられていますが。

有紀:起源という意味なんですけど、11通りの始まりをテーマにして作りました。前作が「 零-しずく-」でそこともリンクさせているんですよ。「 零-しずく-」の生まれる起源にかけた始まりっていう。M-11「STAY」は10年くらいずっとライブの最後に歌っている曲なんですよ。今回初めて音源となったのですが、そういう意味で原点回帰もテーマとなっていて。

 

Q.そういう意味ではM-2「Fake star」も昔から大事にしてきた曲ですよね。

有紀:はい。「Fake star」はRaphaelの頃に書いた曲なんです。デモトラックは当時のメンバーにも聴いてもらっていて「次のシングルにしたいね」って話もあがっていて。でもそんな矢先の活動休止だったので…。

 

Q. 2012年にはシングルとして待望の音源化を果たしたわけですが大切に温めてきた曲なんですね。

有紀:ちょうどその頃、Raphaelが12年振りの再演を果たしているんです。そこから今回のアルバムのイメージは始まっていて。でも自分達の手順として「 零-しずく-」を先にリリースする必要性があったんです。

 

Q.なるほど。つまり「Fake star」の誕生、Raphaelの活動休止、riceとしての始動、そしてRaphaelの再演、「 零-しずく-」が全て「Genesis」に繋がっていると。

有紀:リンクしていますね。よくびっくりされるんですけど、19歳から始めて、幼いながらに組み立ててきた構想が近年集大成として繋がっていくんですよね。そのラッシュが今きている感じです。

 

Q.この2曲にも象徴されていますけど、昔からやってきた曲が長年の時を経て初めて音源になったときに古さを感じさせないのはriceが普遍的な音楽を作り続けている証拠ですよね。

有紀:そこは意識していますね。流行りものに捉われず作っていきたいなって。なので、爆発的にウケることはないかもしれないけど10年20年歌い続けられる曲は作れていると思うんですよね。そういう音楽がやれてることが今回のアルバムでも証明出来ていると思っています。

 

Q.ちなみに「Fake star」は当時どういう思いで作られたのですか?

有紀:結構すんなり出来たんですよ。当時僕は1曲も作詞はしていなかったんですけど、ポンポンと出来たイメージがあって。案外長く歌ったりバンドにとって重要な位置付けになる曲って面白いことに5分とか10分で出来たりするんですよ。

HIRO:Raphaelの曲として作ろうとしていた曲が今こうして形を変えて音源に出来たことは純粋に嬉しいですよね。しかもそれが本当に納得のいく形としてみんなに聴いてもらえるので。

 

Q.ゴスペルバージョンで収録されているM-7「to you」はアルバムの良いスパイスになっていますね。

有紀:アルバムを作る上で漠然とですけど曲の役割を考えたんですよ。アッパーな曲だったり、バラードだったり。そうやって今作のラインナップをズラッと列挙していったときにゴスペルアレンジのアプローチが良いスパイスになると思い、そこからは僕らの曲の中で「Genesis

のテーマに沿いつつゴスペルのアレンジに合うものを探していったら「to you」がぴったりだったんです。

 

Q.パズルをはめていく作業だったんですね。

有紀:まさに。この曲は明るい曲調だけどライブで涙を流す人も多い不思議な個性が際立ってる曲だったので、そういう意味でもアルバムのスパイスとして良い役割を果たしてくれています。

 

Q.riceの楽曲にはメンバー2人に起きる全てのことがしっかりフィードバックされている印象があって。ある意味ドキュメント要素が強いというか。

有紀:レコーディングという名の通り、音源は記録なんですよね。こうやって音源を発表していくことで僕らはまた次に進んで行くんです。でも案外気楽な2人での長旅だたtりもしますよ(笑)。気負っている部分はあまりないかもしれませんね。案外アグレッシブな部分が研ぎ澄まされている気もしますね。

 

Q.改めて今作が出来た率直な気持ちを聞かせてください。

有紀:手応えの一言です。個人的には少し調和の取り方を変えてみたんですけど、時間との戦いもある中で、ボーカリストとしてもドラマーとしても2人とも職人的な作り方が出来たと思っています。今本当に良いスタンスでやれていると思うんですよ。これだけやってきて「曲が出てこない」とか「絞り出さないと出来ない」っていうことが全くないので。とても良いコンディションで楽曲制作が出来ているかと思います。まだまだ書きたい歌詞もあるし。あと今は時代のせいか音源制作が自分達で完結出来てしまうじゃないですか。昔だったら楽器陣を集めてみんなで合わせてっていう手順を追わなきゃいけなかったけど今は1人で籠って作りこめるわけで。僕はそういう時間が心地良かったりするんですよね。なのでまだまだ色んなことに挑戦したいし音楽を作り続けていきたいですね。

 

 

バンド名:rice

タイトル:Genesis

【CD+DVD】Yuro-042

¥3241(+税)

2015/4/1発売

 

http://rice.jp/

 

 

2YOU MAGAZINE編集部

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