Loading the page...

rice

 

2016年はriceにとって、また彼らを追ってきた者にとって忘れることの出来ない年になった。2001年のRaphael活動休止以降、riceとして活動してきた櫻井有紀と村田一弘だが、2016年はRaphaelとしての活動も再開。これはRaphael解散に向けての最後の活動となった。10月にはriceとRaphaelの対バン、そして11月1日にはRaphaelとしての最後のライブとなるZepp Tokyo公演が開催された。2人はRaphaelを全うしたことで、今後riceとしてどんな音楽を生み出していくのか。2人のこれからが本当に楽しみだ。

 

Q.2016年はriceとして、そしてRaphaelとして激動の年でしたね。

櫻井:あっという間でしたね。体感的にもいつになく速かったです。

村田:今までで一番だよね。

櫻井:とにかく目まぐるしかったです。

 

Q.久し振りにRaphaelとしての音源制作もありましたが、やはりriceとは違う感覚でしたか?

櫻井:それがあまり変わらなくて。感じたのはギタリストが書いていた歌詞と、ヴォーカリストとして歌ってきた僕の感覚の違いくらいですね。メロディに対する言葉の当て方がやっぱり違うので。他は特に大きな違いはなかったと思います。

 

Q.今回のRaphaelの再録はriceとしての16年間の活動がなかったらまた違うものになったかもしれないですよね。

櫻井:僕もそう思います。実はまだちゃんと聴けてないので来年くらいにゆっくり聴こうと思っているんですけど(笑)。

村田:riceでの活動があったからこそ、当時の音源とはプレイもアレンジも音質も違うものになったと思いますね。

 

Q.そもそも今回のRaphaelの復活は解散する為のものでした。その中で3枚のアルバムを作ることは想定していたのですか?

櫻井:メンバー皆で「音源も作りたいね」とは話していました。でもそれが全曲再録になるとは思ってなかったですね。内容はギリギリまで決まってなかったんですけど、良い機会だから全部録り直そうよって。

 

Q.当時から応援してきたファンも、riceから入ったファンも、この3枚は嬉しいサプライズだったと思います。

櫻井:リアルタイムでRaphaelを追ってくれていた人は聴き比べる楽しさもあると思いますし、今の音楽シーンや価値観にアプローチ出来るように大幅なアレンジを施しているので、僕らの歴史を知る人にも知らない人にも訴え易くなったと思いますね。

 

Q.Raphaelとしての活動がriceに還元されることも大きそうですね。

櫻井:そうですね。当時、Raphaelは望まないカタチで休止したので、riceを始めるにあたって意識的にRaphaelとは全く違うバンドをやろうと思っていたんです。それが、ここにきていざRaphaelに向き合うことで、riceとしてメタルチックなビートやスラッシュな音楽に挑戦する事に意欲が湧いた。そういう要素やソウルをriceに取り込んでいっても良いんじゃないかなって。

 

Q.これまでは意識的に避けていた部分ですよね。

櫻井:はい。それにriceとして我武者羅ながらも16年やってきて、自分達なりに築き上げてきた独自の音楽性もあると思うので。原点はRaphaelに変わりないですけど。来年以降はそんな音楽性の垣根を取り払っていくのかな。出来ることは確実に増えたと思うので。

 

Q.riceが蓋をしていたものを開けたことでふっくら炊き上がったと。

村田:上手い(笑)。

櫻井:あははは。艶やかになったかもしれませんね(笑)。

 

Q.このインタビューが掲載される頃にはriceとRaphaelの対バンも終わっている頃だと思いますが。

櫻井:どうなってるんでしょうね(笑)。元々はriceがRaphaelの要素をどう取り込むか、Raphaelにriceを融合させていくのか考えていたんですけど、対バンまで実現できたので、これからはやっと対等に向き合えるのかなって。ただ、これを機に様々な事情でLIVEを卒業するお客さん達も少なからずいると思うんです。去りゆく前に僕と村田が貫いて来た音楽を観てもらえたらなって気持ちはありました。

 

Q.Raphael以降の活動を知らない人達にriceとして”Rの意思”を背負ってきたことを証明するライブなのかもしれませんね。

櫻井:ようやくriceの16年を証明出来ますね。勿論こそこそやってきたつもりはないけど、これで晴れてRaphaelと並んでオフィシャルになるのかな。

 

Q.別人格として分かれた神様とピッコロが1人のナメック星人に戻る感覚に近いのかもしれませんね。

櫻井:あははは。僕もずっとRaphaelとriceは別人格だと思っていたんです。でもRaphaelを再度動かしたことでそれが統合されていって。なのでこれからはRaphaelの曲もriceの曲も奏でることが出来る可能性がありますよね。別人格で区分しなくて良くなったので。そこは自分でも楽しみです。

 

Q.そうなったことでriceとしてはどういう歌を歌っていきたいですか?

櫻井:riceはこれまで死生観や人類愛や哲学といった大きな枠でのアプローチが多かったんですけど、今後は幅を更に広げてラブソングや日常の何気ないことも歌っていける気がします。僕個人の価値観と聴いてくれる人の価値観が固体同士で歩み寄れるように音楽を掘り下げていきたいですね。

 

Q.楽しみにしています。それでは最後にriceのお二人からRaphaelのお二人に何か一言頂いてもいいですか。

村田:「お疲れ様でした」に尽きますね。やっぱりRaphaelとしての土台があったからこそ僕らはやってこれたので、労ってあげたい気持ちです。

櫻井:「ありがとう」と素直に言えるのってもっともっと先なのかもしれません。乱暴な言い方になるけど、リーダーが生きてさえいれば誰も悲しむ必要がなかった。たらればの繰り返しの中でずっと言葉に出来ない思いがみんなあって、時間をかけて、角を削って、棘をなくして、色や形を揃えてようやく今ここまで辿り着けた。そういうのを全て総括すると「お疲れ様」という言葉になるのかもしれませんね。

 

 

LIVE

2016年12月24日(土)原宿アストロホール

ありったけスーパーライブ2016~Never Ending Love story~

 

メンバー

櫻井有紀(Vo.)村田一弘(Dr.)

 

rice HP

http://rice.jp/

Raphael HP

http://raphael.jp/

2YOU MAGAZINE編集部

〒453-0837 愛知県名古屋市中村区二瀬町153 ニルヴァーナ101号室

Tel: 052-485-5993

e-mail:info@2youmag.com

Copyright(C) 2015 2YOU MAGAZINE All rights reserved
>