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SpecialThanks

 

SpecialThanksが完成させた3rdアルバム『Anthem』は自らがアンセム(=代表作)と名付けるだけあって、バンドのひとつの到達点であり現段階での完成形と言える作品だ。Misakiの意識の変化は前作『heavenly』でその片鱗を見せていた。「10年の逸材

と言われながら多数のメジャーレコード会社のオファーを全て断りひたすら自分の為に歌い続けてきたMisakiが明らかに変わったことが今作から感じることが出来る。これまでの英語中心の歌詞は今作では全て日本語詞となり、そこに込められた思いや伝えたいメッセージは真っ直ぐに心に響いてくる。今作でMisakiが歌っているのは、自分の声、歌を自覚しその声、歌で聴く者の日常に彩りを与えたいというこれまでとが明らかに異なる思いだ。正直言う。ずっと待っていた。彼女の意識がそこに辿りつくことをずっとずっと待っていた。Misakiが覚醒し更に強力な新メンバーを迎えた新生スペサン。はっきり言って無敵だ。

 

Q.今回のアルバム、正直聴きながら涙を堪えるのに必死でした。

Misaki:嬉しい。本当に満足するアルバムが出来ました。

 

Q.まずMisakiちゃんの歌詞がダイレクトに届くようになったことが凄く大きいなと。

Misaki:今回から全曲日本語にしたことでやっぱり伝わり方は変わった気がします。

Chikai:英語から日本語に変えたことで賛否両論はあると思うけど幅広く聴いてもらう為にも日本語にして良かったと思います。

Misaki:メンバーはみんな賛成だったよね。

Hiromu:俺は昔からずっと日本語が良かったので大賛成ですね。

 

Q.以前Misakiちゃんは「日本語で歌うと伝わり易いから恥ずかしい」と言っていました。そこは変わりました?

Misaki:今はもう恥ずかしい気持ちはないですね。私の歌詞って日常生活の日記みたいな歌詞なので、それがストレートに伝わるのは恥ずかしかったし、歌を歌うことって自分だけの世界で完結していたんですよ。自分が楽しければ良いっていう。でも最近は少し変わって、自分の歌を沢山の人に伝えたい気持ちになったんです。「恥ずかしい

より伝えたい。そこは本当に変わったと思います。

 

Q.歌を歌うということ、音楽との向き合い方、スペサンで歌う意味がしっかりアルバムに投影されていますよね。

Misaki:まさに。自分の声は自分の為だけにある声じゃないなって最近思うようになって。私の声と歌で誰かを救えるかもしれないと思ったんですよ。そう思ったときに誰かの為に歌いたいって本気で思うようになったんです。それが自分の生まれた意味なんじゃないかって。

 

Q.「happy」で「平穏な日々に 彩りを与えられるならさ後悔は無いよ」と歌っているのはそういう意味なんですね。

Misaki:そうなんです。自分の声で誰かの人生に彩りを与えられたら、それが私の幸せなんですよ。自分の生まれた意味はそれだなって。

 

Q.やっと気付きました?(笑)。「happy」や「心を震わせて」を聴いてMisakiちゃんが自分の声や歌を自覚したなって凄く嬉しくなったんですよ。

Misaki:あははは。そこを今は自覚しています。それで変わったので。

Hiromu:ここ1年でめちゃくちゃ変わったよね。

Misaki:心に余裕が出来たもんね。穏やかになったでしょ?

Hiromu:うーん。それは疑問だけど(笑)。

Misaki:えー!?優しくなったと思うよ!

Hiromu:確かに軟らかくはなったかもね。でもまだ固い部分はある(笑)。

Misaki:いや、反抗期は終わったよ。だってみんなに合わせようって気持ちが出てきたもん。昔はそういう気持ち、ゼロだったから(笑)。

Hiromu:ゼロって。(一同爆笑)

 

Q.yoshi君とChikai君はどう?

yoshi:最祖に出会ったのは5年前くらいなんですけどあんまり印象は変わってないですね。

Hiromu:外面はいいからね(笑)。

Chikai:何か曲げられないものはある子なんですけど、それ以外は少しずつですが柔軟になってきている気がします。

Misaki:なにこれ、保護者会?(一同爆笑)

 

Q.あははは。でもそういうMisakiちゃんの成長の過程は『heavenly』から『Anthem』で感じることが出来ますね。だから正直ちょっとした寂しさは感じるんですよ。分かります?

Misaki:親離れ?子離れ?小さい頃から見てくれてますからね(笑)。

 

Q.寂しいけど嬉しいみたいな。

Misaki:嬉しい。私もこれまで出会った人のことを考えると泣きそうになりますからね。

 

Q.そういう気持ちで「午走-umahashiru-」を聴くとめちゃくちゃ嬉しいんですよ。これまでスペサンが辿ってきた道、発してきたことが詰め込まれているし、その全てを持って次のステップに行こうとしているのがよく分かるので。

Misaki:歌詞にこれまでのスペサンのタイトルとか散りばめていますからね。この曲は自分達の過去を振り返りつつ、今私が感じていることを歌った踏み出す曲なんですよ。

 

Q.「音楽は音楽なんだ」って歌詞も凄く良いです。深夜に思わずツイートしそうになっちゃいましたから。

Misaki:それ嬉しい!

Hiromu:「芸術は爆発だ」みたいだよね(笑)。

 

Q.この曲のアウトロのChikai君の弾きまくるギターもかっこいいですね。

Chikai:メンバーにデモを聴かせたら「もっと弾いていいよ」って言われたので弾きまくった結果、ああいうギターになりました(笑)。

Misaki:たぶん前だったら自分と違うアレンジは受け入れなかったと思うんですけど、今はメンバーの良さを伝えるアレンジにしたいなって思うようになって。それがバンドなので(笑)。

Hiromu:変わったね(笑)。

 

Q.変わりましたね(笑)。「singing」はそうやって成長したMisakiちゃんを教会の扉の向こうでみんなで送り出すような感覚もあって。話していても泣けちゃいます(笑)。

Misaki:そこまで愛を持ってインタビューしてくれる人いないですよ。本当に嬉しい。

Chikai:本当に。曲からそこまで汲み取ってもらえるなんて幸せですね。

 

Q.扉の向こうには音楽で幸せを掴む、彩りを与えるキーワードが沢山あって、それがこのアルバムなんだなって。Misakiちゃんは平穏な日々に彩りを与えるものって何だと思います?

Misaki:歌です。

Hiromu:即答!

Misaki:歌ですね。私の歌声や作った歌で誰かの人生に彩りを与えることが私の宿命だと今は思っているので。その為に生きれたら死んでも後悔しないです。

 

Q.逆に自分の人生は何に彩りを与えてもらっていますか?

Misaki:歌です!歌がなかったらつまらないですもん。音楽最高!

 

Q.素晴らしいです。その気持ちは「LIEE to go」にも表れていますね。音楽と日常が寄り添っているのがよく分かります。

Misaki:はい。ライブハウスで「LIEE to go」ってイベントもやっているんですけど、ライブハウスで感じた楽しい気持ちを日常に持ち帰って欲しくて始めた企画なんですよ。スペサンは愛と感謝をテーマにこれまで歌ってきたんですけど、音楽と日常もテーマだなって。日常生活が常に音楽と共にありたいと思って書いた曲が「LIEE to go」なんです。

 

Q.「tokyoサンセット」では「あの頃に思い描いていた未来とは違っていた」と歌っていますがこれはどういう意味なんでしょう。

Misaki:人生を振り返って「私はこうなるはずだった」って思うことってみんなあると思うんですけど、私にもそう思うことがあって。でもだからって後悔しているわけではなくて前向きに歌っているんですけど。

 

Q.Misakiちゃんが思い描いていた未来はどんな未来だったのですか?

Misaki:平穏な生活ですね。幼稚園の頃、将来なりたいものは「可愛いお婆ちゃん」だったので。だからまさか自分が人前で歌うようになるなんて思ってもなくて。それでたまに振り返って今の環境に感謝して前に進もうっていう曲です。

 

Q.「reach you」でも「未来を変えていこう」「夢を描いていこう」と歌っていますもんね。

Misaki:はい。その為に毎日一生懸命生きたいです。超前向きなんですよ。

 

Q.はい。もうそれはアルバム全体からめちゃくちゃ伝わります。ここまで言い切ったアルバムはスペサン史上初ですよね。

Hiromu:タイトル通りでしょ?

Misaki:絶対に代表作になるって自身があるので。『heavenly』で掴みかけたものを『Anthem』で掴んだんですよ。なので凄く良い感じです!

 

Q.「DOUNARUNO!?」は不安と期待が入り混じっていましたもんね。でも今回は確信しかない。

Misaki:その通りです!

 

Q.今回のアルバムはバンドにとって大きなターニングポイントになると思うのですがメンバーはどう捉えていますか?

Hiromu:『Anthem』というタイトルは僕が出したんですけど、バンドのひとつの終着点というか区切りの作品になったと思いますね。全曲日本語詞になったのも大きいし、胸を張ってスペサンの代表作だと言えるアルバムが出来たと思っています。

Chikai:僕はバンドに途中から参加したけど、これまでのバンドの良さもあるし、新しいこともやっているので色んな人に聴いてもらえたら嬉しいですね。

yoshi:初めてMisakiちゃんの歌を聴いたときに僕がイメージしたドラムがBLINK182のトラヴィス・バーカーがアヴリル・ラヴィーンの後ろで叩いている姿で。それをイメージしていたのでスペサンに加入して再現しようと思っていたんです。でも今回のアルバムはそのイメージとはまた違う作品になったので何処までやっていいか、自分のルーツにあるパンクを何処まで入れて良いのか悩んだんですよ。だからアルバム全体的にはMisakiちゃんの歌を立たせるフレーズを意識しているんですけど、その分「午走-umahashiru-」や「White lover

や「everyday

ではやりたいように叩かせてもらっていて。メンバーが変わって、今までのスペサンのイメージもあると思うけど、それは壊さないように、でも変えて良い部分は変えていこうと思っています。

 

Q.メンバーが2人変わってMisakiちゃんはどうですか?

Misaki:楽しくやってます!

Hiromu:これまでで今が一番同世代だしね。

Misaki:バンドをやってる感じが凄くあります。なんか派手だし。

Hiromu:色が増えたからね(笑)。

 

Q.新たなスペサンとしてMisakiちゃんがどんな歌を歌っていくかこれからも楽しみにしていますね。

Misaki:もっともっと沢山の人にスペサンを知って欲しいし、聴いて欲しい。色んな人の日常にスペサンの音楽や私の歌が溶け込んでいったら嬉しいし、私の歌で色んな人の人生をハッピーにしたい。それが私のやりたいことなんです。

 

Q.もうその言葉が聞けただけで今日は来て良かったです。泣きそうです。

Misaki:あははは。時間かかりましたけど、これから頑張ります!

 

バンド名:SpecialThanks

タイトル:Anthem

2017年5月10日発売

KOGA-205

¥2,400(+税)

 

 

メンバー

Misaki (Vo.Gt.)

Chikai (Gt.Cho.)

Hiromu (Ba.Cho.)

yoshi (Dr.Cho.)

 

掲載順

Hiromu (Ba.Cho.)

yoshi (Dr.Cho.)

Misaki (Vo.Gt.)

Chikai (Gt.Cho.)

 

LIVE

SpecialThanks「Anthem

release tour

5/26(金) 下北沢CLUB251

5/27(土) 碧南芸術文化ホール「PunkRockParty

 

6/02(金) 京都GROWLY

6/07(水) 広島4.14

6/08(木) 松山Double-u studio

6/10(土) 福岡KIETH FLACK

6/11(日) 岡山PEPPER LAND

6/15(木) 仙台LIVE HOUSE enn 2nd

6/16(金) 宇都宮HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2

6/25(日) 静岡UMBER

7/08(土) 苫小牧ELLCUBE

7/09(日) 札幌KLUB COUNTER ACTION

7/11(火) 大阪Live House Pangea

7/12(水) 名古屋CLUB UPSET

7/14(金) 新宿LOFT<ワンマンライブ>

 

http://www.specialthanks777.com/

2YOU MAGAZINE編集部

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