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THE STARBEMS

 

 

THE STARBEMSが2年振りとなるニューアルバム『Feast The Beast』を完成させた。2014年末よりサポート・メンバーとしてバンドを支えてきた山下潤一郎が正式加入したのが2015年6月。最強布陣となったTHE STARBEMSはこの2年間、各メンバーのキャリアに胡坐をかくことなく全国各地のライブハウス、フェスでひたすらその猛威を振るい続けてきた。そこでの経験や出来事、新たな出会いや絆、そして音楽への飽くなき追求心が生んだTHE STARBEMSの最新型パンクは怒りをモチベーションにしていた以前に比べ感情面でもサウンド面でも開けた印象を受ける。この作品の完成を狼煙としてネクストレベルに到達したTHE STARBEMSを引率する日高央に話を訊く。

 

Q.2年振りのニューアルバムとなりますが、この期間でバンドは随分変化があったんじゃないですか?

日高:そうだね。潤が入ったのが大きいかな。正式に加入したのが去年の6月なんだけど、2014年の末からサポートしてもらってるから2年くらい経つのかな。

 

Q.潤さん、ずっといる気がします(笑)。

日高:そうだよね(笑)。俺らも違和感ないもん。

 

Q.前作、前々作は怒りがモチベーションになっていた作品でしたし、THE STARBEMSというバンドの原動力はそこにあると思うのですが、今回のアルバムは怒りもありつつ、開けた印象を受けました。

日高:今回は明るい部分も増えたからね。うちはメンバーの嗜好性がバラバラなんだけど前は俺に無理して合わせてもらっていた部分もあって。でももうその必要はなくなったかな。

 

Q.メンバーそれぞれがイニシアチブを取るようになったと。

日高:そうそう。今って丸々レコーディングスタジオで録るんじゃなくて、リズム以外はリハスタで録ることが多いから下手したらメンバーに会わない日もある。だからみんなに任せる部分は増えたと思う。今回西くん(越川和磨)はギタリスト兼エンジニアだったからそこも融通が効いて良かったし。本人は二重の疲れだからもうやりたくないって言ってたけど(笑)。

 

Q.楽曲の幅もかなり拡がりましたよね。

日高:色んなパンクイベントに出させてもらう中でメタルっぽいバンドもいればオールドスクールのマナーを守っているバンドもいて、そういう中で活動していくうちに縛りがある方がパンクじゃないと痛感したんだよね。名古屋でthe原爆オナニーズとEach Of The Daysとやったときも、音的にその両方を繋げられるのが俺たちらしさだと思ったし。

 

Q.日高さんは昔から活動面でも楽曲面でも人柄的にも接着剤要素がありますからね。

日高:エディティングが好きなんだろうね。聴いてる音楽も一貫性ないし。自分のプレイリストを見ているとメタルやハードコアを聴いていていきなりダイアナ・ロスとか聴いてるから(笑)。

 

Q.その柔軟性をこれまでは敢えてこのバンドには持ち込まなかった訳で。

日高:うん。パンクのイメージを守ることに必死だった。でも西くんが仲野茂さんとLTD EXHAUST Ⅱをやってるのを見て、還暦の茂さんがあれだけ自由にやってるんだから、俺たちも自由にやって良いんじゃないかって考えるようになったんだよね。

 

Q.自由さは「Nonfiction」にも出ていますよね。この曲は最初期のレッチリ感が最高です。ヒレル・スロヴァク時代の。

日高:アーリーレッチリね。でもメンバーはこの曲の完成図が見えないまま録ってたから「これ大丈夫?」って言ってた(笑)。地図を持ってる俺だけクスクスしてるみたいな。

 

Q.あははは。ソウル感のある「Nobody Trusts Me」も新鮮でした。曲と歌詞の対比も面白いですし。

日高:ブルーノート系の箱で弾き語りをしたときにサム・クックをカバーしたことがあるんだけど、優しい曲なのに歌詞が強烈で俺にはパンクに聴こえたの。それでスローなテンポなのに尖って聴こえる曲を作りたくなったんだよね。

 

Q.「爆音で演奏させてくれ」と歌う「Blasting Sounds」や「宿命と戦っている」「新しい歌が歌えないのなら死んだも同然じゃないか」と歌う「Fighting Fate」はバンドを取り巻く環境やシーンやシステムに対する率直な気持ちが歌われています。

日高:ビークルをやってきてスターシステムに疲れちゃったんだよね。少し話は変わるけど、例えばK-POPは大人っぽさを目指すのにJ-POPだと子供っぽいものが正義とされる状況の方が圧倒的に多い。成熟していてもポップとして成立する文化が日本にはあまりないのかもしれないよね。そういうスターシステムへのアンチがある。もし俺がビークルを続けていたらどうなっていたか分からないけど大人っぽさやロック表現は捨てたくないかな。

 

Q.そうやって生まれた出来立ての最新のサウンドこそが最高傑作であることを「Masterpiece」で宣言していると。

日高:そうだね。あの曲はビークルでもやれたかもしれないけど、この時代にやるから違うんだよね。メンバーも自由にやっているんだけどそれが凄くハマってると思う。

 

Q.「Holdin’ On」は踏み出すこと、貫くことを後押ししてくれる優しく力強いメッセージが、エモい楽曲も相まってグッときます。

日高:エモいよね。2YOUだから話すけど、実はこれ、元ネタは杉真理さんの「HOLD ON」なんだよ。それを今パンクでやったらどうなるかっていう。杉真理さんって佐野元治さんや大滝詠一さんと同等の才能がありながらその御二人ほどは評価されなかった不遇の天才で。重箱の隅をつつくわけじゃないけど、せっかく自分が色んな音楽を聴くのにそれが届かないもどかしさもリンクして曲になってるんだけど、聴く人それぞれが色んなエモさを乗せて聴いてくれたら嬉しいかな。

 

Q.元ネタといえば「Born To Lose」を聴いた若いリスナーがレイ・チャールズやジョニー・サンダースやモーターヘッドに辿りつくと面白いですね。ヒントも歌詞にありますし。

日高:そうだね。名曲引用系はしばらくやってなかったから自分でも面白かったね。

 

Q.このアルバムでTHE STARBEMSは確実にネクストレベルにいったと思います。

日高:超サイヤ人になれたかな(笑)。アルバムを聴いて気に入ってもらったらライブで爆音で聴いて欲しいね。曲の幅も増えてこれまでより山と谷があるライブが出来るからワンマンもやりたいし、名古屋のさよならパリスやKillerpassのような初期衝動溢れる若いバンドともまたやりたい。年明けからツアーも始まるから楽しみにしてて欲しいね。

 

 

アーティスト:THE STARBEMS

アルバムタイトル:Feast The Beast

発売日:2016年11月2日

TECI-1519 :初回限定盤(CD+DVD)¥3056+税

TECI-1520:通常盤(CD)¥2685+税

 

THE STARBEMS

日高 央(Vo)

越川 和磨(Gt)

菊池 篤(Gt)

山下潤一郎(Ba)

高地 広明(Dr)

※掲載順

高地 広明(Dr)菊池 篤(Gt)日高 央(Vo)山下潤一郎(Ba)越川 和磨(Gt)

 

THE STARBEMS 『 Feast The Beast』 LIVE 2017

1月22日(日)浜松MESCALIN DRIVE

1月27日(金)稲毛K'S DREAM

2月10日(金)広島Cave-Be

2月11日(土)大分club SPOT

2月12日(日)Public Space四次元

2月18日(土) F.A.D YOKOHAMA

2月25日(土)心斎橋pangea

2月26日(日)松山Double-u Studio

3月4日(土)宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-2

3月5日(日)福島OUTLINE

3月25日(土)仙台FLYING SON

3月26日(日)盛岡the five morioka

3月31日(金)名古屋APPOLO BASE

4月2日(日)下北沢ReG

4月9日(日)札幌DUCE

 

http://www.thestarbems.com/

 

2YOU MAGAZINE編集部

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