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メンバー

Glielmo Ko-ichi(Vocal)/u-ya(Screaming/Guitar/Programming)/JUNE M(Bass)/NORI(Drums)

 

L→R

JUNE M /Ko-ichi /u-ya /NORI

THREE LIGHTS DOWN KINGS

 

サンエルことTHREE LIGHTS DOWN KINGSがメジャー2ndアルバム「ENERGIZER(エネルガイザー)」を完成させた。「エネルギーと活力と勇気を他の人に与えるもの」という意味を持つアルバムタイトルに象徴されているように、まさにサンエルの楽曲やライブを体現した今作はこれまでのサンエルとこれからのサンエルを表現した内容となっている。TVアニメ「デュラララ!!×2 承」エンディングテーマとして話題となった「NEVER SAY NEVER」で活動の幅を更に広げた彼らの無限の可能性を感じずにいられない最高傑作の誕生だ。

 

 

 

Q.今回のアルバムは今までのサンエルの全ての要素を継承しつつ何かひとつの答えを出したような作品だと思ったのですが、それを掴んだきっかけは前作「ALL or NOTHING」で「ONE」のような曲を経たことが大きいのでは?

Ko-ichi:その通りですね。サンエルのポップでキャッチーな部分を突き詰めた「ONE」が受け入れられたことが確実に今作に繋がっています。

 

Q.元々ポップでキャッチーな要素はあったと思うんです。でもサンエルはラウドな側面がフィーチャーされることが多かったですもんね。

Ko-ichi:はい。だから新しい方向性って訳でもないんですけど、僕らのもうひとつの魅力であるポップな面を評価してもらえたことは凄く大きいですね。

 

Q.その結果、両方の面を併せ持った完全体サンエルとしてのアルバムが完成したと。

Ko-ichi:そうですね。このアルバムが出来て新しいフィールドにも勝負出来るなって。何かに乗っかるんじゃなくて切り拓いていきたいんですよ。そういう自信が持てるようになりました。

 

Q.その気持ちは歌詞や楽曲に凄く出ていますよね。

Ko-ichi:僕らはこの1年で良い事も悪い事も色んなことを肌で感じてきました。その結果、時間はかかってしまったけど現時点での最高の形態に辿り着き、自分達が本当に歌いたいことややりたい音楽を形に出来るようになったんです。

 

Q.ある意味この1年間のドキュメント要素もあるのかも。

Ko-ichi:あると思います。音楽に関係するしないに関わらず人間として感じてきたことを自分なりに表現出来たアルバムなので。自分自身にもしっかり向き合えましたし。

 

Q.そうやって向き合う中で、過去の悔しい思いや葛藤とも対峙したのでは?

Ko-ichi:はい。インディーズ時代の悔しさや焦りは鮮明に覚えているし、あの頃の感情が今の僕らを突き動かしてる部分は大きくて。自分の中で、躓いたときや見失いそうなときに言い聞かせていることがあるんですけど、僕らは常に勝ち続けなきゃいけないんですよ。バンドが徐々にステップアップしていく中、傍から見たら順風満帆にみえるかもしれないし、色眼鏡で見られることもある。僕はそれが凄く嫌で。僕らの本質が伝わらないままバンドのパブリックイメージだけ独り歩きして言われたい放題…。悔しかったですよ。それでも信じてやり続けてきたら今やっと自分のやりたいことを自信を持ってやれるようになった。でも先に進んだらそこでまた悔しい思いはすると思うし…きっとゴールはないんでしょうね。

 

Q.そういう思いはM-3「BoomOVER」ではっきりと歌われていますね。

Ko-ichi:リアルな心情が表れていますね。この曲とM-4「NEVER SAY NEVER」は伝えたいことがはっきりしている曲だなって思います。

 

Q.「NEVER SAY NEVER」はTVアニメ「デュラララ!!×2 承」のエンディングテーマになったことで幅も広がったのではないですか?

Ko-ichi:広がりましたね。これも「ONE」がなかったら出来なかった曲です。歌詞も極力日本語にしてサンエルとしての可能性を見出したかったんです。最初は受け入れてもらえるか分からないまま制作に入ったんですけど、ビビらず切り拓いていくしかないと思って。

 

Q.「NEVER SAY NEVER」が評価されたことでオーバーグラウンドで勝負する自信もついたのでは?

u-ya:サンエルとしての軸が全くブレないまま勝負した結果、アニメの主題歌に抜擢されたので自信にも繋がりましたね。「間違ってなかったな」と。

JUNE M:アニメのエンディングになったことで普段サンエルのような音楽を聴かない人にも届いたことが嬉しいですね。

NORI:音楽に興味のない人に聴いてもらっても評価を得ることが出来る楽曲を作れたのはバンドにとっても大きいですね。

 

Q.だからといって全てがポップなものに寄った訳ではなく、ラウドな部分はよりラウドになっていることでサンエルが完全体になったのだと思います。

Ko-ichi:僕らはポップな部分とエッジーな部分を持ち合わせていて、それはサンエルの音楽への貪欲さの表れだと思うんですけど今回その両方をしっかり消化出来たと思っていて。ただやればいいのではなく、ちゃんと消化して自分達の音楽に変えて伝えられるかが大事だと思うんですよ。やりたいことを精一杯やって、引き算も出来る。それが今回のアルバムでは上手くやれた。だから今は「これがサンエルなんだよ」って自信を持って言えるんです。いち音楽マニア、いち音楽ファンとしても納得いく作品を作れたなって。

 

Q.その「音楽マニア」という目線があるからこそM-8「88 NEXT Me」のような80年代のMTVロックを彷彿とさせる曲が生まれるのかもしれませんね。シングル「NEVER SAY NEVER」でもヴァン・ヘイレン「JUMP」のカバーをしていましたが80年代のロックを2015年版にアップデートしている印象もあります。

Ko-ichi:80年代というキーワードはアルバムのコンセプトのひとつでもあって。アルバムを作る上で自分達の何が武器が何なのか話し合ったんです。例えばバキバキのエレクトロ感であったり、生々しいライブ感であったり、ポップとエッジーの両立であったり、歌詞のメッセージ性であったり。それを全部融合することで掲げたものが“ハイエナジー”だったんです。「じゃあハイエナジーって何だろう」と辿っていく中で80年代の洋楽にルーツがしっかりあるなと思ったんです。そして、今の第一線で活躍しているようなアーティストのルーツにも80年代のロックがあることに気付いた。つまりルーツのルーツですよね。僕らは現代の音楽も80年代の音楽も聴くんですけど、ルーツのルーツを聴く事で新しい音楽の可能性を見つけることが出来たし「JUMP」をカバーしたことで改めて80年代の音楽の何が素晴らしいのかが分かったんです。それを経て気付いたことが「88 NEXT Me」にはよく出ていると思います。ルーツのルーツを消化してやりたいことをやれたんです。

 

Q.「88 NEXT Me」やM-5「Tonight,Tonight」のような80年代感のある曲は今の若者には新しく聴こえる部分もありそうですね。

u-ya:80年代のサウンドってもはや新しいと思うんですよ。「88 NEXT Me」は80年代のサウンドをサンエルとして消化したくて作ったんですけど、最初はもう少し80年代感は抑えていたんです。でもエンジニアさんが80年代の音楽ど真ん中世代だったので作っていくうちに「もっと前に出そうよ」って(笑)。それで限りなくリアルに近い80年代サウンドになったんです。だから若いリスナーにどう聴こえるか反応が楽しみですね。

 

Q.トラックだけきくとモロですもんね。でも歌が乗るとサンエルでしかないっていう。

Ko-ichi:嬉しいです。メロディーも80年代のルーツに影響を受けているであろうブルーノ・マーズのような現代のアーティストをインスパイアしている部分もあって。そうやって80年代と現代の世代を超えていくものにしたかったんです。

 

Q.サンエルの音楽愛が伝わりますね。

Ko-ichi:メンバーみんな本当に音楽が好きなんですよ。僕以外中々そういうことを喋らないんですけど(笑)。でもそういう部分を音楽を通して表現できるのがミュージシャンとしては正解なのかなって思ったり。僕らのそういう側面をこの曲で分かってもらえたら嬉しいです。

 

Q.M-3「BoomOVER」からはそういったバンドのバックボーンや背景を知らない人が一方的に持つサンエルのイメージに対する葛藤も歌っていて。

Ko-ichi:ここ1年は特にそういう事を感じていて。環境が変わり、色んなものに押し潰されそうな毎日の中、仲間の飛躍や先輩の活躍に悔しい思いもしたし、中々流れを掴めない自分に苛々することもあり。その中で「ただの流行りものでしょ」って見られることもあったので。そういう全ての要素を変えるアルバムにしたかったんです。

 

Q.そういう決意はM-2「伝心MESSAGE」で力強く歌われていますね。この4人でやっていく覚悟を歌った意志の強い曲だと思いました。

Ko-ichi:純粋に嬉しいです。「伝心MESSAGE」は曲作りの段階からメッセージ性の強い曲にしたくて。突き刺さるものにしたかったので歌い出し以外は日本語で歌うことにしたし。とにかく感謝の気持ちを歌いたかったんです。

 

Q.Ko-ichi君からメンバーへの感謝も感じます。バンドをやることって奇跡なんだなって。

Ko-ichi:アルバムの制作中にそこを振り返ることが出来たのが大きいですね。今、いかに有難い環境で音楽をやれているのか、凄く実感したんですよ。幸せは山ほどあって、でもその幸せが当たり前だって思っていたら終わりだと思うんです。メンバーチェンジなしでここまでやってこれているのも当たり前じゃない幸せなことだし、この4人だけじゃなく関係者やスタッフ、支えてくれる人がいる幸せも当たり前のことではない。そういう全ての幸せに感謝しながら、でもまずはこの4人でやれていることへの感謝を、メンバーへの感謝を歌いたくて書きました。だからサンエルとしては勿論、Glielmo Ko-ichiとしてのメッセージが強い曲ですね。

 

Q.メンバーはどう受け取りました?

u-ya:嬉しいですよ。こういうことを赤裸々に書けるのは凄いなって思いました。歌詞についてはお互い直接触れてないんですけど。

Ko-ichi:そこが俺達のかっこいいとこだよね(笑)。お互い言わないっていう(笑)。

u-ya:だって「これ俺達のことだよね?」とか言わないでしょ。(一同爆笑)

 

Q.「伝心MESSAGE」やM-10「ReMEMBER」のように心情をそのまま歌詞にすることでバンドの意思がよりリスナーにも伝わり易くなったと思います。

Ko-ichi:今まで日本語で歌うこともあったけど今作ではより僕の心情が伝わるような言葉やグッくる言葉を意識して選んでいて。聴いてくれた人へのメッセージでもありながら自分に向けてもいるんですよ。誰かを励ましているようで自分を励ましている。そんなアルバムになったと思います。

 

Q.メンバーとしてはどういう作品になりました?

NORI:個人的には初めてドラムテックに入ってもらって制作したのでかなり勉強になりました。1曲1曲に対して楽曲が活きるサウンド作りをしたり。学んだことを今後に活かしたいですね。

JUNE M:僕的には今までやってきたことを詰め込んだ上で新しいことにも挑戦出来たアルバムになりました。現時点での最高傑作ですね。

u-ya:メジャーデビューして「LiVERTY」を出して、そこからツアーで感じたことを「ALL or NOTHING」で掘り下げて振り幅を広げて。その都度「ここはこうすれば良かった」っていう課題が出来る。そうやって感じてきたひとつひとつをクリアして出来たのが今作なんです。曲に対するバランス感やイメージをどうやって形にしようか試行錯誤しながら作り上げたものが、最終的にイメージにかなり近いものになったので凄く満足しています。

Ko-ichi:「ENERGIZER」は僕達の音楽人生を詰め込んだ作品になったので、このアルバムでまたバンドは成長出来たと思います。メンバー4人の音楽人としての全てが詰まっているので本当に沢山の人に聴いて欲しいですね。

 

Q.「HEY!!NOW!!」や「BRAIN WASHING」で感じたバンドの衝動も、「LiVERTY」のライブ感も「ALL or NOTHING」で試みた新しい挑戦も、そこにメッセージ性を加えた「NEVER SAY NEVER」も、「JUMP」でルーツのルーツを消化したことも、サンエルが結成以来やってきたことをひとつひとつ積み重ねて「ENERGIZER」で一気に放出したような、本当にこれぞサンエルな作品が聴けて感動しています。

Ko-ichi:泣きそうです。ずっと僕らを見てくれてきた2YOUだからそこまで分かってくれるんですよ。グッとくるものがありますね。何かに負けてる訳じゃないんです。でもずっと何かにコンプレックスがある。そこをひとつずつクリアして今作が出来たので、次は何を表現していくか自分でも楽しみです。僕らは描いたことを実現出来るバンドなので。底抜けの可能性を自分自身が失わないように、無限大の想像力で走っていきます。

バンド名:THREE LIGHTS DOWN KINGS

タイトル:ENERGIZER

3月18日発売

【初回限定盤】 CD+DVD

¥2800(+税)

AICL-2830-31

【通常盤】CD

¥2300(+税)

AICL-2832

 

http://www.3ldk.jp/

【初回限定盤】 CD+DVD

【通常盤】CD

ライブ情報

 

5月8日(金)恵比寿 LIQUIDROOM

5月21日(木)梅田CLUB QUATTRO

5月23日(土)名古屋ElectricLadyLand

2YOU MAGAZINE編集部

〒453-0837 愛知県名古屋市中村区二瀬町153 ニルヴァーナ101号室

Tel: 052-485-5993

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