Crossfaith

昨年7月にリリースされた2ndシングル『New Age Warriors』を引っ提げ国内過去最大公演数となったツアー「New Age Warriors Tour 2016」でジャンルレスなゲストバンドと共に全国各地を訪れた彼ら。ツアーファイナルでは幕張メッセでのワンマン公演を成功させるなどバンドとしてまたひとつ階段を登ったCrossfaithが約1年振りとなるシングル『FREEDOM』で更なる進化を遂げた。今作はリードトラックである「Freedom」ではRou Reynolds(ENTER SHIKARI)をゲストに迎え近未来を想像させる楽曲を展開、またJESSE(The BONEZ/RIZE)をゲストに迎えたロックの現状を打破する力強いナンバー「Rockstar Steady」、真骨頂のメタルコアナンバー「Diavolos」とまるでアルバムのようなボリューム感を感じることが出来るシングルとなっている。彼らは10月より「FAITH LASTS FOREVER」と題した10周年ワンマンツアーを開催。Crossfaithの猛進からますます目が離せない。

 

Q.国内ツアーでは過去最大規模となった「New Age Warriors Tour」は各地のゲストバンドのスタイルウォーズ感含め濃いツアーだったのでは?

Koie:まず今まで日本でこんなに長いツアーをしたことがなかったので初めて行く場所にも俺達を待ってくれている人が沢山いたことが嬉しかったですね。対バンも敢えて同ジャンルのバンドは避けたんですよ。他ジャンルのバンドから受けるインスピレーションって大きいんですよね。

Hiro:SUPER BEAVERとかTHE ORAL CIGARETTESとか、フェスでは一緒になるけどツアーを共にするとまた違う刺激を受けるんですよね。

 

Q.そういった刺激から受けた影響は今回のシングルのハイブリッド感に表れていますよね。「Freedom」の世界観とエレクトロ要素のリンク具合とかめちゃくちゃかっこいい。この曲から感じる近未来っぽさは大友克洋さんの「AKIRA」に通じるものがあるなと。

Koie:ずばり「AKIRA」の世界観ですよね。あとは「マトリックス」とか。Teruは「攻殻機動隊」みたいな雰囲気にしたいって言ってましたけど(笑)。そういう世界観から自然とエレクトロ要素の強い曲になっていきました。

 

Q.この曲のトラップのパートは新しい武器ですよね。

Koie:実は原形は違って。でもTeruが「違うバージョンもあんねん」って聴かせてくれたのがトラップやったんです。Teruはそういう遊び心もあるし流行を取り入れるのも上手いんですよ。

 

Q.Teru君のシンセに対するHiro君のベースも面白い。いつもより凶暴ですよね。

Koie:めっちゃ凶暴です(笑)。

Hiro:いつもだったら下で支えるベースを弾くんですけど今回はプロディジーのようなギターより高い位置での攻め方を意識したんですよ。ヴィンテージっぽいギターのエフェクターを使って尖った音を出せたのも良かったですね。

 

Q.トラップ部分のRou(ENTER SHIKARI)のラップも素晴らしいです。

Koie:トラップなのでラップ出来る人に参加してもらいたくてRouにイギリスで一緒にいた時にオファーしたら快諾してくれて。エンター・シカリも近未来感を持ったバンドなのでRouだったら表現してくれるんじゃないかって。レコーディングはデータでやり取りしたんですけどこれ、最初にRouから届いたラップの冒頭の歌詞が日本語だったんですよ。そこに愛は感じたんですけど英語に直してもらいました(笑)。

 

Q.「Rockstar Steady」ではJESSE(The BONEZ/RIZE)も参加していますね。

Koie:この曲は「ロックスターは何処に入ってしまったんだ」ってテーマなんですけど、ここ数年世界的にみてもロックが下火って言われているじゃないですか。この曲はそこに対する警笛というか。そういう歌詞を書いたときにゲスト・ヴォーカルは昔からスタイルを突き通してきたJESSE君しかいないなって。この曲もメールで楽曲のイメージを送ったら訂正なしでバシッとキメてきてくれましたからね。改めて凄い先輩だなって思いました。

 

Q.「Freedom」「Rockstar Steady」とは一転して「Diavolos」は超極悪ナンバーですね。

Koie:やっぱりルーツがハードコアやメタルにあるのでパンチは見せたいんでしょうね(笑)。そういう面もありながら曲作りの段階では結構遊びながら作ったんですよ。「このブレイクはやばいでしょ!」とか。

Hiro:「この展開きたらここでドーン!」みたいな潔さもあるし。

Koie:そういう遊び感覚や衝動的な部分って重要だと思うんですよね。凝り固まると頭でっかちになってしまうから。でもちゃんと今の俺達にアップデートもされていて。

 

Q.これだけ攻撃的な曲にシャウトでなくメロディが乗るのは今のCrossfaithならではですよね。

Koie:そこは意識していますね。昔はピットを意識しているだけだったんですけど最近はより届けることを意識するようになったんですよ。

 

Q.幕張でのライブも大きいのでは?

Koie:確かに。ようやく俺達がやりたいことをライブで表現出来るタームに入ったなっていう感覚はありますね。

Hiro:幕張は俺達をまたひとつ引き上げてくれるライブでしたからね。あと凄くピースフルで幸せな空間でした。ライブって噛み付く場所っていうか、バンドもお客さんもみんなが戦う場所だと思っているんですけど、あの日は集まってくれた人が俺達を観て満足してくれたら良いなって思ったんですよね。その循環が幸せな空間だなって。

Koie:エンターテイメント性が増したことでこれまでよりもどんな人間がやってるか分かり易いライブになったんじゃないかな。勿論俺達のライブには現実離れしたような瞬間もあるけど、そういう人間らしい側面も幕張では見てもらえたと思う。

Hiroki:パンチだけじゃない色んな側面のCrossfaithを立体的に見せることが出来たので、更にこれから違う面をバンドに持ち込めたら良いですね。

 

Q.色んな経験を持ち込んだもはや何面対か分からないくらいのその物体そのものがCrossfaithなのかもしれないですね。

Koie:そういうバンドでいたいですね。昔は何かひとつにフォーカスを当てていたけど、今は色んな側面のCrossfaithを見せたい。そう思っています。

 

 

アーティスト:Cressfaith

タイトル:FREEDOM

2017年8月2日発売

■初回生産限定盤(Disc 2 -Remix音源3曲-付き)

SRCL-9470~9471

\1,600(税込)

■通常盤

SRCL-9472

\1,300(税込)

 

メンバー

Koie(Vo)

Kazuki (Gt)

Hiro(Ba)

Tatsuya(Dr)

Teru(Prog/Vision)

※掲載順

Teru(Prog/Vision)

Hiro(Ba)

Koie(Vo)

Kazuki(Gt)

Tatsuya(Dr)

 

<10th ANNIVERSARY TOUR ONE MAN SHOWS –FAITH LASTS FOREVER–>
2017年10月27日(金)Zepp Tokyo
2017年11月05日(日) Zepp Nagoya
2017年11月10日(金)仙台Rensa
2017年11月12日(日)金沢EIGHT HALL
2017年11月17日(金)広島CLUB QUATTRO
2017年11月18日(土)福岡DRUM LOGOS
2017年11月22日(水)青森Quarter
2017年11月24日(金)札幌PENNY LANE24
2017年11月29日(水)高松OLIVE HALL
2017年12月10日(日)Zepp Osaka Bayside
2017年12月16日(土)沖縄桜坂セントラル

 

http://www.crossfaith.jp/