2017年8月のメジャーデビュー以来、コンスタントにシングルのリリースを重ねながら、主な活動の場をイベント「セルクロミーティング」に移行し各所でファンとの絆を築いてきたCellchrome。今作「Aozolighter」はアニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマとして既にオンエアされており多方面で話題となっているミディアムバラードだ。今作を引っ提げ彼らはセルクロミーティングとは違った角度からライブバンドとしてのライブを魅せるべく名古屋はクラブクアトロにて2019年1月4日にワンマンライブを開催する。この日のライブはCellchromeこれまでの活動の主体性であり新たなスタートになることだろう。シングルのリリース、そしてワンマン決定とバンドが更に前に進む中、Mizki、ニワケンにインタビューを決行した。
Q.メジャーデビュー2年目、2018年はCellchromeにとってどのような年でした?
ニワケン:2017年に比べるとリリースのペースやセルクロミーティングの勢いが増した1年になったと思います。この勢いをどんどん更新していきたいですね。
Mizki:より加速した1年になりましたね。
Q.8月にはアスナル金山にてセルクロミーティングSPと題した集大成のようなイベントも開催されましたが、セルクロミーティングを重ねてきたことでリスナーとの関係性も深まってきたのでは?
ニワケン:そうですね。良い意味でファンのみんなとは家族や友達より会ってますから。それだけ絆が深まっていると思います。本当に何回もセルクロミーティングをやっていますけど、毎回来てくれる方もいて本当に感謝しています。
Q.今年はMizki君がミュージカルに出演するなど活動の幅も拡がりましたよね。
Mizki:バンドとミュージカルって全く違うものじゃないですか。でも自分で経験してみたことで共通してる部分もあることが分かって。ステージで何かを表現するってことがリンクしているんです。今年、ミュージカルにチャレンジさせてもらったことでアーティストとしての考え方やイメージするものが膨らんで、より自分自身を表現することの楽しさも知ることが出来たと思っています。
ニワケン:Mizkiがミュージカルをやるってことをもしかしたら心配していた人もいると思うんですよ。でも僕らの音楽を聴いてもらえれば何もブレてないことが伝わると思うし、これまでとはまた違った方面にMizkiがCellchromeを届けてくれるのでバンドにとってもプラスにもなっていて。だからMizkiがミュージカルに参加するようになってもバンドは何も変わらないことを、ずっと応援してきてくれた方には示していきたいですね。
Q.むしろプラスに作用する部分が多そうですよね。「Aozolighter」のMVを観ても明らかに表情が良くなったように感じました。
Mizki:嬉しいです。「Aozolighter」のMVは曲のテーマを意識して撮影に挑みました。この曲は好きな人と友達以上になりきれない切なさを歌っているんですけど、僕自身もそういう経験があるので、これまでの恋愛を思い出して過去の自分にタイムスリップする気持ちで表現しています。そういう部分はミュージカルの経験が活きていると思いますね。
Q.「Aozolighter」は思いを届けられないもどかしさが描かれていますが、最終的にはしっかり前を向いてるのがCellchromeらしいと思いました。
Mizki:恋愛でくよくよすることもあるし、気持ちを伝えきれないことが曲のテーマではあるんですけど、やっぱり僕らは根がポジティブなのでネガティブで終わらせたくないんでしょうね(笑)。恋愛観って大人になると変わるじゃないですか。でもひとりの人間としての感情は変わらないと思うので「Aozolighter」は年齢関係なく色んな人に刺さると思っています。
Q.ちなみに「Aozolighter」という言葉は造語ですか?
Mizki:はい。「青空」と「ライター」から作られた造語になります。
Q.どういう意味があるのですか?
Mizki:青空を点すというのは比喩表現で、「僕が君を照らす」っていう解釈を自分ではしています。あとは「青空の向こうにある君を知りたい」という意味もあったり。
Q.そのメッセージとミディアムテンポの楽曲が凄くマッチしています。シングルとしてこういう曲をリリースするのはCellchromeとしても新たな試みですよね。
ニワケン:今までのシングルはアップテンポな曲が多かったし、アニメのタイアップに例えるなら「オープニング曲」っていうイメージのシングルが多かったと思うんですよ。でも今回は切なさの比率が高いので自分達としても新境地なんです。
Q.「Aozolighter」はアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとして既にオンエアされていますが制作過程で意識しましたか?
ニワケン:今回は「コナン」に向けて作ったというより、Cellchromeの楽曲として良いものを作ることを意識しました。その中でタイアップのお話を頂いてから陽介が歌詞を書き上げました。
Q.カップリングの「Make My Day」はCellchromeらしさが炸裂したライブでも人気が出そうな曲ですね。
ニワケン:毎回シングルのカップリングはライブを意識した曲が多いですね。僕ら、まだアルバムをリリースしていないのでカップリング曲にはライブが盛り上がるような曲を収録したいなと。「Make My Day」はまさにCellchromeらしいライブ映えする曲になったと思います。
Q.ライブと言えば2019年1月4日には名古屋クラブクアトロでワンマンライブも開催されますね。
ニワケン:今までずっとセルクロミーティングをショッピングモールでやってきて、その集大成となるライブをアスナル金山でやったんですけど、改めてライブハウスでライブしようと。シッピングモールでのライブとはまた違った感覚で挑みたいし、ライブバンドとしてライブハウスでかましてやりたいです。めちゃくちゃ気合い入っています。
Mizki:セルクロミーティングSPとはまた違う、ワンマンショーとしての打ち出し方なので、きっと今後の僕らのひとつの指標にはなるんじゃないかなって思っています。凄く重要な日になると思いますね。
Q.メジャーデビュー以降、ライブ活動をショッピングモール中心に移行したCellchromeがクアトロでワンマンを開催することで、ショッピングモールでやってきたCellchromeの活動がライブハウスシーンにどう交わるか楽しみです。
Mizki:僕らもどんなライブをしようか準備しながら色々考えています。きっとショッピングモールでのライブで僕らを知ってくれた方で初めてライブハウスに来る人もいると思うんですよ。そういう人をどうやって楽しませようか試行錯誤しています。
ニワケン:とにかくロックバンドとしてライブハウスでかっこいい姿をみんなに観せたいです。その中でショッピングモールという独特な環境のライブで培ってきたものを出していきたいと思っています。クアトロを成功させて更に先に可能性を広げていきたいです。
Q.モールで積んだ経験値は凄そうですね。不特定多数の人の前で演奏して立ち止まらせるライブをしてきた訳で。
ニワケン:ライブをしながら、あらゆる方面に対する気配りが出来るようになったと思います。とにかく物凄い数のライブをさせてもらっているので。
Mizki:その上でクアトロはまたワンステップ上にいく為の大きな経験になると思います。僕らは更に先を見据えて活動してるので期待していてください。
Q.セルクロミーティングは1日で何回かライブをすることもあるんですよね。
ニワケン:ありますね。ライブ自体も数がめちゃくちゃ多いです。
Q.それをずっとやり続けてきてる4人は、自身では気付いてないかもしれませんがきっとめちゃくちゃ強くなってると思いますよ。孫悟空とクリリンが亀仙人の修行が終わってジャンプしたら高く飛べたみたいに。
ニワケン:あははは。
Mizki:自分でもどれだけ強くなれているのか、それをクアトロで確認出来たらと思っています。
ニワケン:2019年、最初のライブがクアトロでのワンマンなので、そこに向けて更にパワーアップしていきたいです。その前にシングルも沢山聴いてもらえたら嬉しいです。
Mizki:今回で5枚目のシングルなんですけど、こんな短期間で5枚もシングルをリリースさせてもらえたことが単純に嬉しいですし、そうやって作品を重ねる中でやっぱりワンマンライブが頭にあったので、絶対に成功させたいです。
Q.今回のシングルは「Aozolighter」も「Make My Day」もバンドの状況にリンクしてるように感じたんですよ。この2曲で歌われているような、手が届きそうな何かが見えていて、そこに向かって前向きに進んでいる状態は、まさに今のCellchromeだなと。
Mizki:確かにそうかもしれませんね。まだ僕ら自身ワンマンがどんなライブになるか分からないですけど、全員が前向きな気持ちでいることはシングルにも投影されていると思うので。今回のシングルをリリースしてクアトロワンマンを成功させて、2019年も突き進んでいきたいと思っています。
Cellchrome
タイトル:Aozolighter
2018年12月26日リリース
■初回盤
【初回盤 (CD+DVD付)】JBCZ-6093 / 1,800円(税込)
1. Aozolighter
2. Make My Day
特典DVD
「Aozolighter」Music Video+メイキング
■通常盤
【通常盤 (CD)】JBCZ-6094 / 1,000円(税込)
1. Aozolighter
2. Make My Day
■名探偵コナン盤
【名探偵コナン盤 (CD+DVD+描き下ろしアニメ絵柄ジャケット)】
JBCZ-6096 / 1,500円(税込)
1. Aozolighter
2. Aozolighter(TV SIZE)
3. Aozolighter(カラオケ)
4. Everything OK!!(Korea ver.)
特典DVD
「Aozolighter」名探偵コナンエンディングノンクレジットバージョン
■セルクロ盤
【セルクロ盤 (CD+リバーシブルアナザージャケット封入)】
JBCZ-6095 / 1,000円(税込)
1. Aozolighter
2. Make My Day
【フレンズ盤】※予約会場のみ販売 / 数量限定商品
JBCZ-6097~JBCZ-6100 / 500円(税込)
1. Aozolighter
LIVE
■Cellchrome「ONE-MAN SHOW 2019」
2019年1月4日(金) 名古屋 CLUB QUATTRO
OPEN17:00 / START18:00
チケット
一般:スタンディング ¥3,000
フレンズチケット:スタンディング ¥2,000
※整理No.付/入場時ドリンク代600円必要
(問)SUNDAY FOLK PROMOTION 052-320-9100